生産関連の引当の設定と管理

完了

生産管理 > 設定 > 生産管理パラメーター > 全般 > 引当 で生産関連の材料引当を構成する際には、次のオプションを使用できます。

引当 パラメーターは、生産 BOM の原材料の引当がどの生産ステージで行われるかを指定します。

  • 手動

  • 見積もり

  • スケジューリング

  • 開始

  • リリース

このパラメーターは、必要に応じて、選択した製造オーダーの製造オーダー詳細で上書きできます。 その時点で使用可能な数量が現物で引当されます。

生産 BOM 明細行の引当済の現物数量を確認および更新するには、生産 BOM 明細行 > 在庫 > 引当 > 引当 に移動します。

既定の生産引当のオーバーライド機能を使用すると、品目モデル グループごとに既定の引当原則を設定できます。 したがって、生産部品表 (BOM) またはバッチ オーダー フォーミュラの一部である各品目に対して、異なる引当原則を自動的に適用できます。 注文に設定されている既定の引当原則を品目モデル グループごとにオーバーライドするかどうか、どの引当原則を代わりに使用するか (手動見積もりスケジューリングリリース開始 など) を選択できます。

材料引当 パラメーターには 3 つのオプションがあります。

  • 完全引当が必要: このオプションは、製造オーダーに必要な材料のすべてをオーダーのリリース時に引当できる場合にのみウェーブ明細行とピッキング作業を作成するときに選択します。 使用できない材料がある場合、ウェーブ明細行と作業は作成されません。 ただし、オーダーのステータスは リリース済 に変わります。

  • 部分引当の許可: このオプションは、製造オーダーに必要な材料の一部がオーダーのリリース時に使用できなくてもウェーブ明細行を作成するときに選択します。 材料が後で使用可能になった場合は、倉庫にリリース を使用して、もう一度オーダーをリリースできます。

  • 生産 BOM 値を使用: 生産 BOM 明細行の 倉庫にリリース フィールドに指定されている値を使用します。

全材料が使用できない場合に製造オーダーがリリースされるのを防止する機能を使用すると、全材料引当が 生産 パラメーターで 完全引当が必要 に設定されていて、製造オーダーをリリースしようとしたときに使用できない材料がある場合、製造オーダーのステータスは スケジュール済 のままで、リリース済 には変わらないというオプションが追加されます。

生産フロア ワークスペースでの材料可用性確認

スケジュールされた製造オーダーの材料の可用性を確認するには、生産フロア管理ワークスペース > 日付を選択 > リリースする製造オーダー に移動します。

ここでは、ジョブまたは工程がスケジュールされている製造オーダーを表示し、選択した 1 つ以上の製造オーダーに対して 材料可用性確認 を実行することができます。 材料可用性確認 を実行すると、製造オーダーと各生産 BOM 明細行の リリース可能 フィールドのインジケーターが更新されます。 材料可用性確認を使用すると、材料が引当可能かどうかと製造オーダーがリリース可能かどうかを定義するのに役立ちます。 必ずリソース グループに生産単位を割り当てて、このワークスペースでスケジュールされている製造オーダーを表示する日付を選択してください。 材料の確認結果に基づいて、このフォームから製造オーダーをリリースできます。

残りの生産数量の引当

部分引当が許可されている場合に、残りの数量が使用可能になったときは、在庫 > 引当 に移動して、その数量を生産 BOM 明細行の詳細から手動で引き当てることができます。また、引当がリリースに設定されていれば、製造オーダーをもう一度リリースすることなどもできます。

倉庫管理を使用する場合、倉庫作業を作成するには数量の現物引当が必要になります。