F# 開発環境
F# では、世界レベルのツールにアクセスできます。 軽量のテキスト エディターでも IDE でも、ツールの選択に関しては複数の選択肢があります。 ただし、F# コードの記述を開始するには、少なくとも .NET SDK が必要です。
.NET SDK
.NET SDK は一連のライブラリとツールであり、開発者はこれを利用して .NET アプリケーションやライブラリを作成できます。 それには、アプリケーションのビルドと実行に使用する次のコンポーネントが含まれています。
- .NET CLI: .NET コマンド ライン インターフェイス (CLI) は、.NET アプリケーションの開発、構築、実行、および発行を行うためのクロスプラットフォーム ツールチェーンです。
- .NET ライブラリとランタイム: クラス ライブラリの標準セットです。ランタイム ライブラリ、フレームワーク ライブラリ、または基本クラス ライブラリ (BCL) と呼ばれます。 これらのライブラリでは、多くの汎用およびアプリ固有の型、アルゴリズム、ユーティリティの機能の実装が提供されます。
dotnet
ドライバー: フレームワークに依存するアプリの実行またはコマンドの実行という 2 つの役割を持つ .NET CLI のドライバーです。
.NET SDK は無料であり、クロスプラットフォームです。つまり、Windows、Mac、Linux にインストールできます。
Visual Studio Code
任意のテキスト エディターを使用して F# コードを記述できます。 ただし、Visual Studio Code は無料でオープンソースのクロスプラットフォーム テキスト エディターであり、軽量ですが、お客様の開発ワークフローを次のレベルに進める以下の機能が備わっています。
- デバッグ: Visual Studio Code の組み込みデバッガーを使用すると、編集、コンパイル、デバッグのループを加速できます。
- バージョン コントロール: Visual Studio Code にはソース管理 (SCM) が統合されており、Git サポートが組み込まれているため、コードの変更を追跡するのに役立ちます。
- 統合ターミナル: Visual Studio Code にはフル機能の統合ターミナルが含まれています。これにより、エディター内から .NET CLI を簡単に操作できます。
- 拡張機能: 拡張機能を使用して、Visual Studio Code の機能を拡張します。
F# Ionide 拡張機能
F# Ionide 拡張機能と組み合わせると、次のような利点が得られます。
- Intellisense: IntelliSense は、コード補完、パラメーター情報、クイック ヒント、メンバー リストなど、さまざまなコード編集機能を表す一般的な用語です。
- ヒント: コードの上にマウス ポインターを置くと、ドキュメントからの豊富な情報が表示されます。
- エラーの強調表示: Ionide のエラー強調表示機能により、コード内のエラーを特定します。
- CodeLens と LineLens: インライン型シグネチャ情報を使用して、データ変換と型を視覚化します。
- スクリプトのサポート: Ionide の F# インタラクティブ サポートを使用して、スクリプト全体を実行するか 1 行ずつ実行します。