Power BI のツールとワークフローを説明する
データ アナリストがデータを探索し、分析情報の視覚的のために使用するデータ視覚化ツールは、数多くあります。Microsoft Excel などの生産性向上ツールでのグラフのサポートや、Azure Synapse Analytics および Azure Databricks など、実行中のデータの探索に使用されるノートブック上に組み込まれるデータ視覚化ウィジェットです。 ただし、エンタープライズ規模のビジネス分析では、複雑なデータ モデリング、対話型のレポート、セキュリティで保護された共有をサポートする統合ソリューションが必要になることがよくあります。
Microsoft Power BI
Microsoft Power BI は、データ アナリストがビジネス ユーザーが使用するための対話型のデータ視覚化を構築するために使用できる Microsoft Fabric 内のツールとサービスのスイートです。
データ視覚化ソリューションを作成する典型的なワークフローは、 Power BI Desktop が出発点となります。これは、さまざまなデータ ソースからデータをインポートできる Microsoft Windows のアプリケーションであり、これらのソース データを分析データ モデルで組み合わせて整理したり、対話型の視覚化データを含むレポートを作成できます。
データ モデルとレポートを作成したら、レポートをパブリッシュしたり、ビジネス ユーザーが対話することができる Power BI サービスというクラウド サービスにそれらをパブリッシュします。 Web ブラウザーを使用して、このサービスでデータの基本的なモデリングとレポート編集を直接行うこともできますが、これの機能は Power BI Desktop ツールと比較して制限があります。 このサービスを使用して、レポートがあるデータ ソースの更新をスケジュールしたり、レポートを他のユーザーと共有することができます。 関連するレポートを 1 つの使いやすい場所にまとめるダッシュボードとアプリを定義することもできます。
Power BI サービスでは、レポート、ダッシュボード、アプリを利用できます。また、Web ブラウザーまたは Power BI モバイル アプリからも使用できます。