イベントストリームのコンポーネント
Microsoft Fabric イベントストリームは、内部および外部の複数のソースからさまざまな宛先へのイベントのパイプラインを作成することによって機能します。 これは、データをある場所から別の場所に移動するコンベヤ ベルトと考えることができます。 また、フィルター処理、集計、エンリッチなど、途中でデータに何らかの変換を行うこともできます。
イベントストリーム ビジュアル エディターを使用すると、ソース、宛先、変換など、さまざまなノードをドラッグ アンド ドロップすることでパイプラインを設計できます。 また、パイプラインを通過するイベント データをリアルタイムで確認することもできます。 Microsoft Fabric イベントストリームは、イベント ストリームのスケーリング、信頼性、セキュリティを自動的に処理します。 Microsoft Fabric Eventstream を使用するために、コードを記述したり、インフラストラクチャを管理したりする必要は一切ありません。
イベントストリームの主なコンポーネントは次のとおりです。
- ソース:ソースはイベント データの発生源です。 ソースの種類として、Azure Event Hubs、サンプル データ、またはカスタム アプリを選択できます。 ソースのデータ形式とコンシューマー グループを選択することもできます。
- 変換: ストリームから処理されるデータをフィルター処理または集計する変換を追加できます。 変換には、フィルター処理、結合、集計、グループ化などの一般的なデータ操作のほか、個別の期間内のデータ イベントの分析を可能にするテンポラル ウィンドウ関数が含まれています。
- 宛先:宛先は、変換されたイベント データが格納される場所です。 たとえば、ストリーム処理の結果をイベントハウスやレイクハウスのテーブルに格納できます。また、データを別のイベントストリームにリダイレクトしてさらに処理したり、アクティベーターにリダイレクトしてアクションをトリガーしたりすることもできます。
イベントストリーム編集キャンバスを使用すると、ソースと宛先を追加および管理できます。 また、イベント データを表示したり、データ分析情報をチェックしたり、ソースまたは宛先ごとのログを表示したりすることもできます。