検索基準とフィルターについて説明する
Dynamics 365 のレコード数が増えるにつれて、顧客から口座に関する質問があった場合などに、レコードをすばやく見つけてアクセスできることが必要になります。
Dynamics 365 では、自分がいる位置や探している内容に応じて、データを検索する複数の方法が提供されます。 ビューで作業している場合は、表示される各列に使用できるフィルター オプションを設定して、表示されるレコードの一覧を簡単にフィルター処理できます。
たとえば、次の画像では、市区町村列のフィルター コントロールを使用して、Redmond にある取引先企業のみをフィルター処理しています。
必要に応じて、複数の列に基づいて一度にフィルター処理を実行できます。 適用されたフィルターは、列のフィルター アイコンを選択すると削除することができます。
フィルター処理を使用すると、データを検索する際に広範な結果を簡単に取得できます。 ただし、多くの場合、レコードを直接検索する方が簡単です。 そのような場合は、検索オプションを使用できます。
最もよく使用される検索ツールは次の 2 つです。
キーワードによるフィルター: このオプションは簡易検索とも呼ばれ、Dynamics 365 のすべてのビューで使用できます。 検索する項目の最初の数文字を指定すると、結果がビューに直接返されます。 たとえば、アクティブな取引先企業レコードの一覧を確認し、検索フィールドに「Adventure」という語を入力するシナリオについて考えてみましょう。 この語を入力すると、「Adventure」で始まるすべての取引先企業レコードが表示されます。
複数テーブル検索: 多くの場合、この検索ツールはカテゴリ別検索と呼ばれます。 複数テーブル検索と簡易検索の主な違いは、1 つのタイプのレコードだけを検索するのではなく、組織が定義した複数のテーブルを検索する点です。 この場合、「Adventure」と入力すると、Adventure で始まるすべての取引先企業が表示されます。 また、Adventure という語で始まる取引先企業に関連付けられている取引先担当者も一覧で表示されます。
標準のフィルター処理オプションと検索オプションを使用しても、探している情報が見つからない場合があります。 たとえば、Dynamics 365 Sales で作業している間に、オープンしている営業案件を含むすべての取引先企業の検索が必要な場合があります。 この場合、複数のエンティティに基づいてフィルター処理する必要があるため、標準のフィルター処理ではうまくいきません。 そこで、フィルター編集オプションを使用する必要があります。 これにより、複数のエンティティに適用できる詳細なフィルターを作成できます。 フィルター編集アイコンは、簡易検索ボックスの左側にあります。
クリックスルー デモ: Dynamics 365 でのデータの検索およびフィルター処理
このクリックスルー デモでは、Dynamics 365 で使用できるさまざまな検索およびフィルター処理オプションを使用して、さまざまな取引先企業レコードを検索します。
Dynamics 365 でのデータの検索およびフィルター処理
アプリケーションでのデータ検索は、毎日行うタスクです。 検索を効率化すると、顧客照会処理やアプリケーション操作が迅速になります。
高度な検索
Dynamics 365 アプリケーションのデータを検索するもう 1 つの方法は、[高度な検索] を使用することです。 [高度な検索] は、定義された条件に一致するすべてのレコードを表示するクエリを視覚的に作成できるシンプルなクエリ デザイナーです。 [高度な検索] を使用して Office Excel にエクスポートするデータを準備し、データを分析、要約、または集計したり、ピボットテーブルを作成してデータを表示したりすることもできます。
次の画像では、[高度な検索] フィルターによって、現在のユーザーが所有しているすべてのアクティブな取引先企業が表示されます。