演習 - パッケージをインストールする

完了

Tailwind Traders の開発者は、.NET プラットフォーム用のアプリの開発に多くのリソースを投入しようとしていることを認識しています。 これらのアプリにより、人間が判読できるデータがユーザーに表示されるようになります。これには、日付、時刻、および数値が含まれます。

.NET にはこのアプリを開発するための機能がありますが、開発者は誰かがこの問題を既に解決していると確信しています。 彼らにはフレームワークが必要です。 開発者は、少し検索して、NuGet パッケージ レジストリで Humanizer を見つけます。 それは広く使われているようで、.NET に関する自分たちのニーズが満たされることは確実です。 具体的には、文字列、列挙、日付、時刻、タイムスパン、数値、数量の操作と表示です。

この時点で、開発者があなたに望むことは、Humanizer をインストールし、いくつかのデータ操作を作成し、それらを実行して Humanizer によってその約束が果たされているかどうかを確認することです。

Note

このモジュールでは、ローカル開発に .NET CLI (コマンド ライン インターフェイス) と Visual Studio Code を使用します。 このモジュールを完了すると、Visual Studio (Windows) または Visual Studio Code (Windows、Linux、macOS) を使用した継続的な開発を使用して、これらの概念を適用できるようになります。

このモジュールでは、.NET 8.0 SDK を使います。 適切なコマンド ターミナルで次のコマンドを実行して、.NET 8.0 がインストールされていることを確認します。

dotnet --list-sdks

次の例のような出力が表示されます。

6.0.317 [C:\Program Files\dotnet\sdk]
7.0.401 [C:\Program Files\dotnet\sdk]
8.0.100 [C:\Program Files\dotnet\sdk]

8 で始まるバージョンが一覧に表示されていることを確実にします。 何も表示されない場合、またはコマンドが見つからない場合は、最新の .NET 8.0 SDK をインストールしてください。

サンプル .NET プロジェクトを作成する

依存関係を使用できるように .NET プロジェクトを設定するには、Visual Studio Code を使います。 Visual Studio Code には統合ターミナルが含まれており、これによって新しいプロジェクトの作成が簡単になります。 別のコード エディターを使用しない場合は、ターミナルでこのモジュールのコマンドを実行できます。

1. Visual Studio Code で、[ファイル]>[フォルダーを開く] の順に選択します。

2. 任意の場所に DotNetDependencies という名前の新しいフォルダーを作成し、[フォルダーの選択] を選択します。

3. Visual Studio Code で、メイン メニューの [表示]>[ターミナル] を選択して統合ターミナルを開きます。

4. ターミナル ウィンドウに、次のコマンドをコピーして貼り付けます。

   dotnet new console -f net8.0
   

   このコマンドにより、DotNetDependencies.csproj という名前の C# プロジェクト ファイルと共に、基本的な "Hello World" プログラムが既に記述されている Program.cs ファイルがフォルダーに作成されます。

   これで、次のファイルにアクセスできるようになります。

   -| obj
   -| DotNetDependencies.csproj
   -| Program.cs
   

5. ターミナル ウィンドウに、次のコマンドをコピーして貼り付け、"Hello World" プログラムを実行します。

   dotnet run
   

ターミナル ウィンドウに、出力として "Hello World!" と表示されます。

.NET デバッグ用に Visual Studio Code を設定する

Program.cs を開きます。 Visual Studio Code で C# ファイルを初めて開くと、C# 用の推奨される拡張機能をインストールするように求めるプロンプトが表示されます。 そのプロンプトで [インストール] ボタンを選択します。

Visual Studio Code によって C# の拡張機能がインストールされます。 プロジェクトのビルドとデバッグに必要な資産の追加を求める別のプロンプトが表示されます。 [はい] を選択します。

[拡張機能: C#] タブを閉じると、記述しているコードにフォーカスを移動できます。

.NET Core ツールを使用して NuGet パッケージを追加する

1. Program.cs を開きます。 内容は次のようになります。

   Console.WriteLine("Hello, World!");
   

   上記の関数は、アプリケーションの開始時に実行され、コンソールに文字列を出力します。 Humanizer を追加し、データを操作して、コンソールに書き込んでみましょう。

2. このコマンドを実行して、Humanizer ライブラリをインストールします。

   dotnet add package Humanizer --version 2.7.9
   

   DotNetDependencies.csproj ファイルを開き、ItemGroup セクションを見つけます。 次のようなエントリがあるはずです。

   <ItemGroup>
       <PackageReference Include="Humanizer" Version="2.7.9" />
   </ItemGroup>
   

3. Program.cs ファイルの先頭に、Humanizer を初期化する次の内容を追加します。

   using Humanizer;
   

   これで、お使いの Program.cs は次のようになります。

   using Humanizer;
   
   Console.WriteLine("Hello, World!");
   

4. 次のコンテンツを Program.cs ファイルの、Console.WriteLine("Hello, World!"); の下にあるファイルの一番下に追加します。

   static void HumanizeQuantities()
   {
       Console.WriteLine("case".ToQuantity(0));
       Console.WriteLine("case".ToQuantity(1));
       Console.WriteLine("case".ToQuantity(5));
   }
   
   static void HumanizeDates()
   {
       Console.WriteLine(DateTime.UtcNow.AddHours(-24).Humanize());
       Console.WriteLine(DateTime.UtcNow.AddHours(-2).Humanize());
       Console.WriteLine(TimeSpan.FromDays(1).Humanize());
       Console.WriteLine(TimeSpan.FromDays(16).Humanize());
   }
   

5. Console.WriteLine("Hello, World!"); を次のコードに置き換えます。

   Console.WriteLine("Quantities:");
   HumanizeQuantities();
   
   Console.WriteLine("\nDate/Time Manipulation:");
   HumanizeDates();
   

6. [ファイル]>[保存] (または Ctrl + S) でファイルを保存します。 ターミナルで次のコマンドを入力して、アプリケーションを実行します。

   dotnet run
   

   次の出力が表示されます。

   Quantities:
   0 cases
   1 case
   5 cases
   
   Date/Time Manipulation:
   yesterday
   2 hours ago
   1 day
   2 weeks
   

お疲れさまでした。 依存関係として Humanizer をインストールし、データを人間がより読みやすくするための、アプリケーション コードのロジックを記述することに成功しました。 Humanizer によってその約束が果たされているようであり、Tailwind Traders はこの評価に満足しています。