まとめる

完了

ツールのリストは、各ツールの役割やツール同士がどのようにつながっているかを理解していなければ役に立ちません。 多くの場合、Dynamics 365 の 1 つの領域に集中すると便利ですが、その領域が他の領域とどのように連携しているかを知ることにより、バランスの取れたコンサルタントになることができます。

たとえば、Microsoft Power Platform Tools を使用して新しいクライアントのために Dynamics 365 Customer Service および Dynamics 365 Sales のソリューションを実装するチームと協力するシナリオを考てみましょう。 チームは、次の機能を求めています。

  • AI 機能を備えた VoIP (ボイス オーバー IP) ソリューション。

  • 実装のフェーズ 2 で ERP との統合。

  • LinkedIn のつながりから新しいリードを作成する機能。

このソリューションにはさまざまな方法でアプローチできます。

最初の項目については、Microsoft Teams を使用して VoIP を設定できます。これは、Dynamics 365 データに直接接続し、アプリケーション内部から直接発信できます。 また、感情分析や文字起こしなどの AI 機能、録音、通話のレコーディングやトランスクリプト、さらにスマート アシストによる提案なども含めることができます。

Dynamics 365 Finance および Dynamics 365 Supply Chain Management が、2 つ目の要求に対応する ERP ソリューションでしょう。 二重書き込みを使用することで、コンサルタントは 2 つのデータベースを接続してデータをリアルタイムで同期できます。

3 番目の項目には、LinkedIn Sales Navigator を使用します。 ユーザーはボタンをクリックするだけで、潜在的なリードのリストを作成し、連絡先プロファイルとアカウント プロファイルを Dataverse のレコードとしてインポートできます。