クラウドでの高可用性とスケーラビリティの利点について説明する
クラウド アプリケーションを構築またはデプロイする際の最大の考慮事項のうちの 2 つは、アップタイム (または可用性) と需要を処理する (またはスケーリングする) 機能です。
高可用性
アプリケーション、サービス、または IT リソースをデプロイする場合は、必要に応じてリソースを使用可能にすることが重要です。 高可用性では、中断や発生する可能性があるイベントに関係なく、最大限の可用性を確保することに重点を置いています。
ソリューションを設計するときは、サービスの可用性の保証を考慮する必要があります。 Azure は、サービスに応じてアップタイムが保証される高可用性クラウド環境です。 これらの保証はサービス レベル アグリーメント (SLA) の一部です。
このショート ビデオでは、Azure SLA について詳しく説明します。
スケーラビリティ
クラウド コンピューティングのもう 1 つの主な利点は、クラウド リソースのスケーラビリティです。 スケーラビリティとは、需要に合わせてリソースを調整する機能のことです。 突然ピーク トラフィックが発生し、システムが過負荷になった場合、スケーリング機能を利用すれば、需要の増加により適切に対応するためにリソースをさらに追加できます。
スケーラビリティのもう 1 つの利点は、サービスに対して必要以上に支払う必要がないことです。 クラウドは従量課金ベース モデルであるため、使用した分だけ支払うことになります。 需要が減少した場合は、リソースを減らし、コストを削減できます。
スケーリングには一般に、垂直と水平の 2 種類があります。 垂直スケーリングでは、リソースの機能を増減することに重点を置いてます。 水平スケーリングでは、リソースの数を加算または減算します。
垂直方向のスケーリング
垂直スケーリングでは、アプリを開発していて、さらに処理能力が必要な場合は、仮想マシンに CPU または RAM をさらに追加するために垂直方向にスケールアップできます。 逆に、ニーズを必要以上に指定したことに気付いた場合は、CPU または RAM の仕様を下げることで垂直方向にスケールダウンできます。
水平スケーリング
水平スケーリングでは、突然需要が急増した場合、デプロイしたリソースを (自動または手動で) スケールアウトできます。 たとえば、仮想マシンまたはコンテナーをさらに追加して、スケールアウトすることができます。同様に、需要が大幅に減少した場合は、デプロイしたリソースを (自動または手動で) スケールインできます。