オンデマンド機能をインストールする
チームが Contoso 全体で Windows Server コンピューターを展開したら、コンピューターを簡単に管理できるようにします。 このメンテナンスの一環として、サーバー機能の管理も含まれます。 考えられるソリューションとしてオンデマンド機能があります。
オンデマンド機能とは
以前は、Server Core に存在しないデスクトップ エクスペリエンスから特定のバイナリやパッケージに依存するアプリケーションをインストールしようとすると、インストールに失敗しました。 Microsoft では、Server Core アプリの互換性オンデマンド機能 (FOD) をリリースすることで、Server Core エクスペリエンスが改善されているため、これらのアプリケーションをインストールできます。
注意
この FOD は、事前インストールされていません。 ダウンロードしてインストールする必要があります。
サーバーがインターネットに直接接続されている場合は、Windows Update から FOD を取得できます。また、Microsoft ボリューム ライセンス サービス センターから ISO イメージ ファイルをダウンロードすることもできます。
FOD がインストールされると、Server Core で次のようなオペレーティング システムコンポーネントをローカルで使用できるようになります。
- イベント ビューアー
- パフォーマンス モニター
- リソース モニター
- デバイス マネージャ
- Microsoft 管理コンソール
- エクスプローラー
- Windows PowerShell ISE
- フェールオーバー クラスター マネージャー
- Hyper-V マネージャーは
- タスク スケジューラ
オンデマンド機能をインストールする
FOD は 2 種類の方法でインストールできます。 FOD をインストールする最も簡単な方法は、PowerShell を使用して Windows Update を実行することです。 管理者特権で PowerShell セッションを起動し、次のコマンドを実行します。
Add-WindowsCapability -Online -Name ServerCore.AppCompatibility~~~~0.0.1.0
サーバーを再起動します。 Windows Update への接続がオプションでない場合は、次の方法を使用します。
- Microsoft ボリューム ライセンス サービス センターから FOD ISO イメージ ファイルをダウンロードします。
- ダウンロードした ISO をネットワーク共有に保存します。
- Server Core をネットワーク上の場所に接続し、ISO をローカル フォルダーにコピーします。
- 次のコマンドを使用して、管理者特権で PowerShell セッションから ISO をマウントします。
Mount-DiskImage -ImagePath drive_letter:\folder_where_ISO_is_saved\ISO_filename.iso
- 次のコマンドを実行します。
Add-WindowsCapability -Online -Name ServerCore.AppCompatibility~~~~0.0.1.0 -Source <Mounted_Server_FOD_Drive> -LimitAccess
- サーバーを再起動します