演習 - Red Hat に SQL Server をインストールする

完了

yum ツールを使用して、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) サーバーに SQL Server をインストールします。

あなたは、卸売会社 Wide World Importers のデータベース管理者であり、サーバーのオペレーティング システムを変更する必要なしに、SQL Server を利用したいと考えています。 Red Hat サーバーに SQL Server をデプロイした後は、SQL Server パッケージを構成し、コマンドライン ツールをインストールします。 これで開発者が SQL Server を使用できるようになります。

この演習では、RHEL に SQL Server をデプロイし、コマンドライン ツールをインストールして、SQL Server にデータベースを作成します。

Red Hat 仮想マシンを作成する

まず、Azure に Red Hat 仮想マシン (VM) を作成します。

  1. Cloud Shell サンドボックスと Azure CLI コマンドを使用して、Red Hat 7 サーバーを作成します。 az vm create コマンドが完了するまでに数分かかることがあります。

    export PASSWORD=$(openssl rand -base64 32)
    az vm create \
        --name RedHatServer \
        --resource-group <rgn>[sandbox resource group name]</rgn> \
        --admin-username redhatadmin \
        --admin-password $PASSWORD \
        --image "RedHat:RHEL:7-LVM:latest" \
        --nsg-rule SSH \
        --public-ip-sku Standard \
        --size Standard_D2s_v3 \
    
  2. ご利用のサーバーのパブリック IP アドレスを格納し、パスワードを表示します。

    export IPADDRESS=$(az vm show -d \
        --name RedHatServer \
        --query publicIps --output tsv \
        --resource-group <rgn>[sandbox resource group name]</rgn>)
    echo $PASSWORD
    

Red Hat VM に接続する

これで、Red Hat VM で SQL Server をインストールする準備ができました。 Secure Shell (SSH) を使用して接続します。

  1. Cloud Shell 内で、次のコマンドを実行します。

    ssh redhatadmin@$IPADDRESS
    
  2. 確認を求められたら、「yes」と入力します。

  3. パスワードには、前のコマンドで表示されたパスワードを入力し、Enter キーを押します。 SSH で VM に接続されて、Bash シェルが表示されます。

SQL Server パッケージをインストールする

yum を使用してインストールする前に、構成ファイルを追加する必要があります。

  1. Microsoft SQL Server の Red Hat リポジトリ構成ファイルをダウンロードするには、次のコマンドを実行します。

    sudo curl -o /etc/yum.repos.d/mssql-server.repo https://packages.microsoft.com/config/rhel/7/mssql-server-2019.repo
    
  2. パスワードの入力を求められたら、前に表示されたパスワードを使用して、Enter キーを押します。

  3. SQL Server をインストールするには、次のコマンドを実行します。

    sudo yum install -y mssql-server
    

SQL Server を構成する

SQL Server を使用する前に、mssql-conf スクリプトを使用して、必要なエディションとシステム管理者のパスワードを指定します。

  1. 次のコマンドを実行します。

    sudo /opt/mssql/bin/mssql-conf setup
    
  2. パスワードの入力を求められたら、前に表示されたパスワードを使用します。

  3. 評価版を選択するには、「1」と入力します。

  4. Yes」と入力してライセンス条項に同意します。

  5. Pa$$w0rd」と入力して Enter キーを押し、システム管理者パスワードを設定します。

  6. パスワードを確認入力します。

  7. SQL Server 2019 が実行されていることを確認するには、次のコマンドを実行します。

    systemctl status mssql-server --no-pager
    

SQL Server ツールをインストールする

SQL Server はインストールされています。 次に、SQL Server を操作するコマンドライン ツールをインストールします。

  1. Microsoft SQL Server ツールのリポジトリ構成ファイルをダウンロードするには、次のコマンドを実行します。

    sudo curl -o /etc/yum.repos.d/msprod.repo https://packages.microsoft.com/config/rhel/7/prod.repo
    
  2. SQL Server コマンドライン ツールをインストールするには、次のコマンドを実行します。

    sudo yum install -y mssql-tools unixODBC-devel
    
  3. YES」と入力して ODBC ライセンス条項に同意します。

  4. YES」と入力してライセンス条項に同意します。

  5. ツールを PATH 環境変数に追加するには、次のコマンドを実行します。

    echo 'export PATH="$PATH:/opt/mssql-tools/bin"' >> ~/.bash_profile
    echo 'export PATH="$PATH:/opt/mssql-tools/bin"' >> ~/.bashrc
    source ~/.bashrc
    

データベースを作成する

sqlcmd ツールを使用してデータベースを作成できるようになりました。

  1. 次のコマンドを実行して SQL Server に接続します。

    sqlcmd -S localhost -U sa -P 'Pa$$w0rd'
    
  2. WideWorld1 という名前のデータベースを作成するには、次の SQL コマンドを実行します。

    CREATE DATABASE WideWorld1
    GO
    
  3. データベースが作成されたことを確認するには、次の SQL クエリを実行します。

    SELECT name, database_id, create_date FROM sys.databases WHERE name = 'WideWorld1'
    GO
    
  4. sqlcmd ツールと SSH を終了するには、exit コマンドを 2 回実行します。