演習 - SUSE に SQL Server をインストールする

完了

zypper ツールを使用すると、SUSE に SQL Server を簡単にインストールできます。

あなたは、卸売会社 Wide World Importers のデータベース管理者です。 あなたは、サーバーのオペレーティング システムを変更する必要なしに、SQL Server を利用したいと考えています。 SUSE サーバーに SQL Server を展開した後は、SQL Server パッケージを構成し、コマンドライン ツールをインストールできます。 これで開発者が SQL Server を使用できるようになります。

この演習では、SUSE に SQL Server を展開する方法、コマンドライン ツールをインストールする方法、データベースを作成する方法について説明します。

SUSE 仮想マシンを作成する

  1. Cloud Shell サンドボックスと Azure CLI コマンドを使って、SUSE Enterprise サーバーを作成します。 az vm create コマンドが完了するまでに数分かかることがあります。

    export PASSWORD=$(openssl rand -base64 32)
    az vm create \
        --name SLESSQLServer \
        --resource-group  <rgn>[sandbox resource group name]</rgn> \
        --admin-username suseadmin \
        --admin-password $PASSWORD \
        --image "SUSE:sles-12-sp5:gen1:latest" \
        --nsg-rule SSH \
        --public-ip-sku Standard \
        --size Standard_D2s_v3
    
  2. ご利用のサーバーのパブリック IP アドレスを保存し、パスワードを表示します。

    export IPADDRESS=$(az vm show -d \
        --name SLESSQLServer \
        --query publicIps --output tsv \
        --resource-group <rgn>[sandbox resource group name]</rgn>)
    echo $PASSWORD
    

SUSE 仮想マシンに接続する

これで、SUSE VM は SQL Server をインストールできる状態になりました。 Secure Shell (SSH) を使ってそれに接続します。

  1. Cloud Shell で、次のコマンドを実行します。

    ssh suseadmin@$IPADDRESS
    
  2. 確認を求められたら、「yes」と入力します。

  3. パスワードには、前のコマンドで表示されたパスワードを入力し、Enter キーを押します。 SSH で VM に接続されて、Bash シェルが表示されます。

SQL Server パッケージをインストールする

次に、SQL Server をインストールして構成します。 最初のタスクはインストールです。

  1. Microsoft SLES のリポジトリ構成ファイルをダウンロードするには、次のコマンドを実行します。

    sudo zypper addrepo -fc https://packages.microsoft.com/config/sles/12/mssql-server-2019.repo
    
  2. パスワードを求められた場合は、ランダム パスワードを使います。

  3. リポジトリを更新するには、次のコマンドを実行します。

    sudo zypper --gpg-auto-import-keys refresh
    
  4. 使用できない SUSE リポジトリがある場合は、「i」と入力して Enter キーを押します。 不明なキーで署名されたリポジトリに関する警告が表示されたら、「yes」と入力して Enter キーを押します。

  5. SQL Server をインストールするには、次のコマンドを実行し、「y」と入力して確認します。

    sudo zypper --no-gpg-checks install -y mssql-server
    

SQL Server を構成する

SQL Server を使用する前に、必要なエディションとシステム管理者のパスワードを指定する必要があります。

  1. 次のコマンドを実行します。

    sudo /opt/mssql/bin/mssql-conf setup
    
  2. メッセージが表示されたら、パスワードを入力します。

  3. 評価版を選ぶには、1 キーを押します。

  4. Yes」と入力してライセンス条項に同意します。

  5. システム管理者のパスワードを求められたら、「Pa$$w0rd」と入力して Enter キーを押します。

  6. パスワードを確認入力します。

  7. SQL Server 2019 が実行されていることを確認するには、次のコマンドを実行します。

    systemctl status mssql-server --no-pager
    

SQL Server ツールをインストールする

SQL Server はインストールされています。 次に、管理ツールをインストールします。

  1. zypper に Microsoft SQL Server ツール リポジトリを追加するには、次のコマンドを実行します。

    sudo zypper addrepo -fc https://packages.microsoft.com/config/sles/12/prod.repo
    sudo zypper --gpg-auto-import-keys refresh
    
  2. 使用できない SUSE リポジトリがある場合は、「i」と入力して Enter キーを押します。 不明なキーで署名されたリポジトリに関する警告が表示されたら、「yes」と入力します。

  3. SQL Server コマンドライン ツールをインストールするには、次のコマンドを実行します。

    sudo zypper --no-gpg-checks install -y mssql-tools unixODBC-devel
    
  4. YES」と入力して ODBC ライセンス条項に同意します。

  5. YES」と入力してライセンス条項に同意します。

  6. ツールを PATH 環境変数に追加するには、次のコマンドを実行します。

    echo 'export PATH="$PATH:/opt/mssql-tools/bin"' >> ~/.bash_profile
    echo 'export PATH="$PATH:/opt/mssql-tools/bin"' >> ~/.bashrc
    source ~/.bashrc
    

データベースを作成する

これで、新しくインストールした sqlcmd ツールを使用してデータベースを作成できます。

  1. SQL Server が稼働しているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。

    systemctl status mssql-server --no-pager
    
  2. SQL Server がアクティブでない場合は、次のコマンドを実行してサーバーを起動します。

    sudo systemctl start mssql-server
    
  3. 次のコマンドを実行して SQL Server に接続します。

    sqlcmd -S localhost -U sa -P 'Pa$$w0rd'
    
  4. データベースを作成するには、次のコマンドを実行します。

    CREATE DATABASE WideWorld1
    GO
    
  5. データベースが作成されたことを確認するには、次のコマンドを実行します。

    SELECT name, database_id, create_date FROM sys.databases WHERE name = 'WideWorld1'
    GO
    
  6. sqlcmd ツールと SSH を終了するには、exit コマンドを 2 回実行します。