はじめに
VMware 仮想マシン (VM) のディザスター リカバリーのために、Azure VMware Solution で VMware SRM と vSphere Replication を使用することができます。
シナリオ例
ビジネス クリティカルなアプリケーションを実行していて、地震帯にデータ センターがある組織で、自分が働いているところを想像してみてください。 あなたの仕事は、組織のインフラストラクチャで障害が発生した場合のディザスター リカバリーをアプリケーションに提供することです。 組織の運用ワークロードの多くは VMware vSphere プラットフォーム上で実行され、複数のブランチ オフィスに分散されています。
あなたの会社は最近、既存の VMware vSphere ワークロードをオンプレミスから Azure に移行するために、Azure VMware Solution をデプロイしました。 また、あなたの会社は、VMware SRM を使用したディザスター リカバリー ソリューションとして Azure VMware Solution を使うオプションについても調べています。 あなたの会社は、既に、VMware SRM を使用して異なるブランチ オフィス間で仮想マシン (VM) をレプリケートしています。 そのため、Azure VMware Solution を使用することは、オンプレミスと Azure VMware Solution 両方の VM について、ディザスター リカバリー オプションを強化するための実行可能なオプションになります。
Azure VMware Solution では、専用のベアメタル Azure インフラストラクチャから構築された vSphere クラスターが提供されます。 Azure VMware Solution を使用することにより、仮想化プラットフォームを変更したり、既存の運用パターンを変えたりする必要はありません。
学習内容
このモジュールでは、事業継続とディザスター リカバリー (BCDR) 計画をサポートするために、Azure VMware Solution で VMware SRM と vSphere Replication の機能を使用する方法を調べます。
主な目標
このモジュールを終えると、オンプレミスの施設または Azure VMware Solution で実行される VMware vSphere VM 用にディザスター リカバリーを実装できるようになります。 両方のシナリオの前提条件と、ソリューションを実装するために必要な手順を確認します。