Azure Managed Lustre の概要
Azure Managed Lustre は、ハイ パフォーマンス コンピューティング (HPC) と AI ワークロード向けの従量課金制のマネージド ファイル システムです。 これは、運用を簡素化し、セットアップ コストを削減し、複雑なメンテナンスを排除する専用のマネージド サービスです。 Lustre は、ハイ パフォーマンスのスループットを提供しながら、大規模なストレージ サイズにスケーリングできるオープンソースの並列ファイル システムです。 Azure Managed Lustre は、Lustre で Microsoft のクラウドの制御と一貫性を備えたハイ パフォーマンス ストレージを実現します。
あなたが研究機関のシステム管理者だとします。 この機関では、大量の気象および気候データを分析して予測モデルを構築するために、ハイパフォーマンス コンピューティングを必要とする研究を行っています。 あなたは、組織のコストを管理し、研究者が自分の仕事に集中できるようにするために、ストレージ インフラストラクチャのセットアップとメンテナンスを簡素化する方法を模索しています。 Azure Managed Lustre を使用すると、基になるインフラストラクチャを管理する際の複雑さを伴うことなく、ハイ パフォーマンスのファイル システムをオンデマンドで展開できます。 さらに、ファイル システムを Azure Blob Storage と統合することによってコストを管理できます。これにより、ワークロード処理が完了したときにコスト効率の高い長期ストレージ ソリューションが提供されます。
このモジュールでは、Azure Managed Lustre ファイル システムを作成し、ファイル システムと Blob Storage を統合し、ワークロード処理のためにクライアントからファイル システムにアクセスする方法を学習します。 また、処理が完了したときに、長期ストレージ用の BLOB コンテナーにファイル システム データをエクスポートする方法についても学習します。
学習の目的
このモジュールを完了すると、次のことができるようになります。
- Azure Managed Lustre のユース ケースと利点を特定します。
- Azure Managed Lustre の前提条件を一覧表示します。
- Azure Managed Lustre ファイル システムを展開します。
- ファイル システムを Azure Blob Storage と統合します。
- クライアントをファイル システムに接続します。
- BLOB コンテナーにデータをエクスポートし、ファイル システムを削除します。
前提条件
- サブネットや仮想ネットワークなどのネットワークの概念に関する知識。
- BLOB コンテナーやストレージ アカウントなどの Azure Storage リソースに関する知識。
- Azure portal でのリソースの作成に関する知識。