導入
Microsoft Dynamics 365 Field Service では、顧客の場所に格納されている機器の追跡およびサービス実施のための強力なオプションが組織に提供されます。
顧客資産を使用すると、検査、メンテナンス、修理の責任を負う顧客の設備を追跡することができます。 単純に言うと、顧客資産は、顧客のそれぞれの場所にどの製品があるかを記録します。 また、顧客資産を使用して、各資産の過去のサービス履歴や現在の作業指示書を追跡することもできます。 Connected Field Service の IoT 機能と組み合わせると、顧客資産は積極的な資産管理の完全なソリューションを提供します。
このモジュールでは、Dynamics 365 Field Service で使用できる資産管理機能について説明します。 また、Dynamics 365 Field Service で顧客資産を設定および使用する方法についても説明します。
このモジュールでは、次の方法について説明します。
顧客資産の使用および作成する。
顧客資産を自動的に作成する製品を設定する。
Connected Field Service と共に使用するデバイスとして顧客資産に登録する。
作業指示書を顧客資産に関連付ける。
顧客資産階層を設定する。
3D 資産モデルを設定する。
機能の場所を使用する。
顧客資産に対するユース ケース
顧客資産は顧客が所有する特定の備品を表します。 資産には、大型の製造プラントから、エアコンなどの家電製品まで、さまざまなものが考えられます。 多くの場合、フィールド担当者が作業指示書の実装のために派遣されると、彼らは顧客資産に対して作業やメンテナンスを実施します。
フィールド サービスの組織は、顧客資産を使用することで以下を行います。
資産についての個別の情報を記録および保持する。
資産に関連付けられているすべての作業指示書の履歴を作成する。
Connected Field Service を使用して、資産をリモートで操作できる IoT 対応デバイスに関連付ける。
顧客資産は手動で顧客勘定に追加できますが、資産は作業指示書の一部としてインストールされた製品として開始することもできます。 Field Service では、作業指示書の製品を顧客資産に自動的に変換できます。
顧客資産管理を行う機能を使用すると、顧客のオンサイトの資産のリポジトリを効率的に管理するのに役立ちます。 また、資産に関連する作業指示書のサービス履歴を管理できます。 顧客資産と Connected Field Service を組み合わせると、顧客のために強力で積極的なメンテナンスのソリューションを作成できます。