はじめに

完了

これから C# で構築するアプリケーションでは、リテラルと変数の数値データを使用する必要があります。 たとえば、次のようになります。

  • 加算、減算、乗算、除算など、単純な算術演算を実行する
  • 特定の順序で完了する必要がある複数ステップ演算を実行する
  • 除算後の剰余を決定する
  • 値のインクリメントまたはデクリメントなど

ある計量単位から別の計量単位に値を変換する計算を実行するとします。 たとえば、現在の温度を華氏から摂氏に変換する必要があるとすればどうしますか。 温度を摂氏で計算したら、その情報を書式設定されたメッセージでユーザーに表示する必要があります。 これを行うには、リテラル値や変数値などのオペランドで作用する演算子の利用方法を知っておく必要があります。

このモジュールでは、各自のデータで基本的な文字列演算と数値演算を実行します。 学習を進める中、与えられた演算子の前後にある値のデータ型に基づき、さまざまな作業がコンパイラによって実行されます。 さらに重要なことですが、演算子がオペランドにどのように作用するかを理解できるようになります。 演算子とオペランドの正しい使用方法を知ることで、コードで意味のある命令を組み立てることができます。

このモジュールが終わる頃には、リテラル値と変数値で基本的な演算を実行するコードを記述できるようになります。

学習の目的

このモジュールでは、次のことを行います。

  • 数値に対して算術演算を実行する
  • 文字列と数値の間の暗黙的な型変換を観察する
  • あるデータ型を別のデータ型に一時的に変換する

前提条件

  • .NET エディターの初級レベルの経験
  • 基本的な C# 構文規則の入門レベルの経験
  • Console.WriteLine メソッドと Console.Write メソッドを使用してコンソールにメッセージを表示する作業の入門レベルの経験
  • リテラル値を作成し、stringintdecimal など、基本的なデータ型の変数を宣言する作業の入門レベルの経験
  • 文字列連結と文字列補間の入門レベルの経験