環境操作

完了

Power Platform 管理センターまたは Power Apps PowerShell コマンドレットを使用して環境を作成した後、環境に対する操作を実行できます。

次の操作ができます。

  • 環境の種類を変換する。

  • 環境を削除する。

  • 環境を回復する。

  • 環境をリセットする。

  • 環境をコピーする。

  • 環境をバックアップする。

  • 環境を復元する。

  • 環境を管理モードにする。

すべての操作がすべての環境の種類に適用されるわけではありません。

環境の種類の変更

環境を構成または編集する際に、環境を次のように変更することができます。

  • 運用環境からサンドボックス環境へ。

  • サンドボックス環境から運用環境へ。

試用環境を運用環境に変換することもできます。

Microsoft Dataverse データストアの追加

Dataverse データストアなしで環境を作成した場合、後で Dataverse データストアを環境に追加できます。

環境の削除

環境を削除して、ストレージ スペースを回復したり、個人データを削除することができます。

環境の回復

最近削除した環境は、削除後 7 日以内であれば復元できます。

環境のリセット

サンドボックス環境をリセットし、削除して再プロビジョニングできます。 次の場合はリセットを検討してください。

  • 新しいプロジェクトを作成する。

  • ストレージ スペースを解放する。

  • 個人データを含む環境を削除する。

運用環境はリセットできません。

環境のコピー

環境間でデータをコピーできます。

コピーには次の 2 つのレベルがあります。

  • すべて

  • カスタマイズとスキーマのみ

ターゲット環境をコピー前に作成する必要があり、それが上書きされます。

コピー操作には次の制限事項があります。

  • 同じテナントおよびリージョン内の環境にのみコピーできます。

  • 運用環境にはコピーできません。

  • ソリューションに追加されていないコンポーネント (キャンバス アプリ、フロー、カスタム コネクタ、接続など) は、コピーできない可能性があります。

  • 既定または試用タイプの環境との間でのコピーはできません。

  • コピー操作と復元操作には、最大 8 時間かかることがあります。ただし、監査データを含む大量のデータをコピーまたは復元する必要がある場合は、最大 24 時間かかる可能性があります。

環境のバックアップの作成

Microsoft Power Platform と Dataverse でデータを保護し、サービスを継続的に利用できるようにすることが重要です。

システム バックアップ

システム バックアップは継続的に実行され、容量にはカウントされません。

Microsoft Power Platform を使用して、データベースと Dynamics 365 アプリケーションが有効な運用環境を作成すると、それらの環境のシステム バックアップを自動的に実行できます。 システム バックアップは最大 28 日間保存されます。

Dynamics 365 アプリケーションが有効でない環境の場合、既定のバックアップ保持期間は 7 日間になります。 ただし、マネージド環境の場合、管理者は PowerShell を使用して設定を変更し、バックアップの保持期間を延長できます。 利用可能なオプションは、7 日、14 日、21 日、28 日です。

試用環境を除くすべての環境のバックアップが作成されます。

手動バックアップ

自動システム バックアップは非常に優れていますが、大幅なカスタマイズを行ったり、バージョン更新プログラムを適用したりする前には、独自のバックアップを作成してださい。

手動バックアップの概要:

  • Microsoft によって環境が更新されると、バックアップが作成されます。

  • 運用環境とサンドボックス環境のバックアップを作成できます。

  • 開発環境のバックアップを作成できます。

  • 既定の環境のバックアップは作成できません。

  • サンドボックス環境のバックアップは最長 7 日間保持されます。

  • 開発環境のバックアップは最長 7 日間保持されます。

  • Dataverse と Dynamics 365 アプリケーションを有効にして作成される運用環境の手動バックアップは、最大 28 日間保持されます。

環境の復元

バックアップから環境を復元できます。

復元する環境の選択のスクリーンショット。

重要

運用環境に復元するには、まず環境の修理をサンドボックスに変更する必要があります。

管理モード

サンドボックス環境、運用環境、または試用環境 (サブスクリプションベース) を管理モードに設定すると、システム管理者またはシステム カスタマイザーのセキュリティ ロールを持つユーザーのみがその環境にログインできます。

管理モードは、運用上の変更を行う場合、通常のユーザーを作業に影響させない場合、作業をエンド ユーザー (管理者以外) に影響させない場合に便利です。

オプションで、バックグラウンド操作 (Dataverse ワークフローとメール サーバー側同期を含むすべての非同期処理など) を無効にすることができます。

環境履歴

環境履歴は、環境を選択してコマンド バーの履歴タブをクリックすると表示されます。 履歴により、管理者は、環境を作成した瞬間から削除するまでの完全な環境ライフサイクルのタイムラインを得ることができます。 編集、コピー、リセットなど、その間の環境で実行されたすべてのアクションが表示されます。

タイムライン形式でのアクションでは以下が表示されます。

  • アクション名: 作成など

  • 開始時刻

  • 終了時刻: 該当する場合

  • 開始者: ユーザー

  • 状態: 成功や失敗など

    環境履歴のスクリーンショット。

Power Platform 管理センターでは、環境にすばやくアクセスして管理できます。 次に、新しい知識を確認しましょう。