カスタム テーブルを作成する
Dataverse データベースに新しいテーブルを追加する操作は、単純なプロセスです。
ヒント
作成するテーブルの機能が、このモジュールのサマリー ユニットに一覧で記載されている標準テーブルに既に含まれていないかどうかを、必ず確認するようにしてください。
既存のテーブルを確認したうえで、新しいユーザー定義テーブルが必要であると判断した場合は、次の手順を実行します。
ブラウザーで https://make.powerapps.com にアクセスし、左側のナビゲーション メニューで テーブル を選択します。 左側に [テーブル] が表示されない場合は、詳細 を選択し、ポップアップ メニューでテーブルを探して選択することができます。
上部にある + 新しいテーブル ドロップダウン を選択し、列とデータを追加する を選択します。
テーブルの作成ページで、新しいテーブルの横にある鉛筆アイコンを選択し、新しいカスタム テーブルの名前を入力します。
表示名 - これは新しく作成したテーブルのフレンドリ名です。
複数形の名前 - このフィールドは、表示名を入力すると自動的に入力されますが、必要に応じて変更することもできます。 複数形の表示名は、Dataverse Web API でのテーブルの名前です。これは、Power Apps または Power Automate からこのテーブルを操作する際に使用されます。
スキーマ名 - 表示名を入力すると、詳細オプション の下にあるこの列にも自動的に入力されます。 接頭辞は、環境が作成されたときに既に設定されています。これにより、他のテーブル名と競合することなく、作成されたテーブルを他の環境との間でエクスポート/インポートできるようになっています。 この接頭辞は、Dataverse の既定のソリューションの発行元で接頭辞を更新することによって更新できます。 既存のアプリに支障が出るのを防ぐため、テーブルの保存後に名前を変更することはできなくなっています。
既定では、すべてのテーブルにプライマリ名列が含まれています。これは、他のテーブルとのリレーションシップを確立する際に検索列によって使用されます。 通常、プライマリ名列には、テーブルのレコードに格納されているデータの名前の説明が格納されます。 プライマリ名 の名前と表示名は、テーブルを作成するまで更新できます。
完了したら、保存 を選択します。
列をテーブルに追加する には、次の手順に従います。
コマンド バーで、+ 新規 > 列 を選択します。
[新しい列] プロパティ ペインで、作成する新しい列の表示名を入力します。
データ型ドロップダウン リストから、この列に格納する列/データのタイプを選択します。
保存を選択またはタップします。
列については、後のモジュールで詳しく説明します。
注
すべてのテーブルには、読み取り専用のシステム列があります。それらの列は、既定でテーブルの列の一覧に表示されます。
ヒント
既存または新規のユーザー セキュリティ ロールで、新しいカスタム テーブルへのアクセス許可を割り当てる必要があります。 そうすることで、ユーザーがテーブルのデータを追加、表示、編集、または削除できるようになります。 ユーザー セキュリティ ロールに関する追加情報が必要な場合は、モジュール 2 のユニット 4 を参照してください。