ダッシュボードのパラメーター

完了

ダッシュボードを操作して、同じコンテキスト内でさまざまな分析情報を簡単に表示できます。

暴風雨データセットに関する分析情報を表示するダッシュボードを作成しました。 次に、パラメーターを使ってダッシュボードのタイルをフィルター処理します。

パラメーターとは

パラメーターは、Azure Data Explorer ダッシュボードのダッシュボード フィルターの構成要素として使用されます。 これらはダッシュボード スコープで管理されます。これらをクエリに追加して、基になるビジュアルによって表示されるデータをフィルター処理することができます。 クエリでは、1 つ以上のパラメーターを使用できます。

パラメーターを使用すると、ダッシュボードが対話形式になります。 パラメーターはそれを使用するタイルでフィルターのように機能するので、そのパラメーターで値を選ぶと、接続されたビジュアルのフィルター処理されたビューが表示されます。 各ビジュアルはクエリから作成されることを思い出してください。 クエリでパラメーターが使用されていない場合、フィルターは無効のままです。 データをフィルター処理するクエリにパラメーターを追加すると、パラメーターはアクティブになります。

次に例を示します。

state という名前のパラメーターを定義してから、そのパラメーターをダッシュボードの ビジュアル用のクエリに追加します。 次に、パラメーターのドロップダウンで特定の州 (Missouri など) を選びます。 ダッシュボードのビジュアルには、ミズーリ州に関連付けられた結果のみが表示されます。 パラメーターの使用は、クエリにフィルターとして条件を挿入するのと似ています。 ただし、フィルターは動的であり、一度に多くのクエリを変更したり、フィルターの値を素早く変更したりできます。

各ダッシュボードには、組み込みの時間範囲パラメーターが付属しています。 この時間範囲を使って、選んだ時間枠のデータのみを表示できます。

Screenshot showing time range parameter.

クロスフィルターとは

クロスフィルターを使うと、あるタイル内で選ばれた値を、他のダッシュボード ビジュアルのフィルター処理に使うことができます。 ドロップダウン リストからパラメーター値を選ぶ代わりに、タイルのフィールドを選ぶことでパラメーター値を選びます。

選ぶタイルにクロスフィルターを追加するだけで済みます。 その後、クエリでこのパラメーターを使っている他のすべてのタイルが、それに応じてフィルター処理されます。 同じタイルに複数のクロスフィルターを作成したり、異なるタイルに異なるクロスフィルターを作成したりできます。