ホスト プールのリモート デスクトップ プロトコル (RDP) プロパティをカスタマイズする
マルチ モニター エクスペリエンスやオーディオ リダイレクトなど、ホスト プールのリモート デスクトップ プロトコル (RDP) のプロパティをカスタマイズすると、ニーズに基づいてユーザーに最適なエクスペリエンスを提供できます。 Set-RdsHostPool コマンドレットの -CustomRdpProperty パラメーターを使用して、Azure Virtual Desktop の RDP プロパティをカスタマイズできます。
既定のリモート デスクトップ プロトコル ファイルのプロパティ
RDP ファイルには、既定で次のプロパティがあります。
RDP のプロパティ | デスクトップ | RemoteApps |
---|---|---|
マルチモニター モード | Enabled | 該当なし |
ドライブ リダイレクト有効 | ドライブ、クリップボード、プリンター、COM ポート、USB デバイス、スマートカード | ドライブ、クリップボード、プリンター |
リモート オーディオ モード | ローカルで再生します。 | ローカルで再生します。 |
1 つのカスタム リモート デスクトップ プロトコル プロパティを追加または編集する
1 つのカスタム リモート デスクトップ プロトコル プロパティを追加または編集するには、次の PowerShell コマンドレットを実行します。
Set-RdsHostPool -TenantName <tenantname> -Name <hostpoolname> -CustomRdpProperty "<property>"
複数のカスタム リモート デスクトップ プロトコル プロパティを追加または編集する
複数のカスタム リモート デスクトップ プロトコル プロパティを追加または編集するには、カスタム RDP プロパティをセミコロンで区切った文字列の形式で指定して、次の PowerShell コマンドレットを実行します。
$properties="<property1>;<property2>;<property3>"
Set-RdsHostPool -TenantName <tenantname> -Name <hostpoolname> -CustomRdpProperty $properties
すべてのカスタム リモート デスクトップ プロトコル プロパティをリセットする
個々のカスタム リモート デスクトップ プロトコル プロパティを既定値にリセットすることや、次の PowerShell コマンドレットを実行してホスト プールのすべてのカスタム リモート デスクトップ プロトコル プロパティをリセットすることができます。
Set-RdsHostPool -TenantName <tenantname> -Name <hostpoolname> -CustomRdpProperty ""