演習 - Azure CLI をインストールする

  • 10 分

このユニットでは、ローカル コンピューターにインストールされている Azure CLI のバージョンを判別する方法と、最新バージョンをインストールする方法について説明します。

Note

この演習では、Azure CLI のローカル インストールを作成する手順について説明します。 ただし、このモジュールの残りの部分では、Azure Cloud Shell を使って無料の Microsoft Learn サンドボックス環境を使用します。 この演習は省略可能と考え、手順の確認にとどめていただいても構いません。

Windows での Azure CLI のインストール

  1. Azure CLI の最新のリリースをダウンロードしてインストールします。 インストーラーでコンピューターに変更を加えるかどうかを尋ねるメッセージが表示されたら、[はい] を選択します。

    Azure CLI の最新の MSI (32 ビット)

    Azure CLI の最新の MSI (64 ビット)

Azure CLI があらかじめインストールされている場合、32 ビットまたは 64 ビットの Microsoft インストーラー (MSI) を実行すると、既存のインストールが上書きされます。

  1. インストールが完了したら、Azure CLI を使用するためにアクティブなターミナル ウィンドウを閉じて再度開きます。

  2. Windows コマンド プロンプトを開き、Azure CLI を実行します。

この演習では、Microsoft インストーラーの使用方法について説明しました。 Windows インストール オプションの詳細については、「Windows での Azure CLI のインストール」を参照してください。

Linux での Azure CLI のインストール

  1. Ubuntu のバージョンを判別します

    source /etc/os-release

    Ubuntu のサポートされているバージョンについては、「開始する前に」を参照してください。

  2. Advanced Packaging Tool (apt) と Bash コマンド ラインを使用して、Ubuntu Linux 上に Azure CLI をインストールします。

    curl -sL https://aka.ms/InstallAzureCLIDeb | sudo bash

Ubuntu のサポートされているバージョンや Debian など、その他の Linux インストール オプションについては、「Linux に Azure CLI をインストールする」を参照してください。

macOS での Azure CLI のインストール

  1. システムで使用できる Homebrew がない場合は、Homebrew をインストールしてから操作を続行します。

  2. brew リポジトリ情報を更新し、Azure CLI install コマンドを実行します。

    brew update && brew install azure-cli

macOS のトラブルシューティングなどの詳細については、「macOS での Azure CLI のインストール」を参照してください。

これで、Azure CLI を使用して Azure リソースを管理できるように、ローカル コンピューターが設定されました。 Azure CLI をローカルに使用して、コマンドを入力したりスクリプトを実行したりできるようになりました。 Azure CLI では、Azure データ センターにコマンドが転送され、そこの Azure サブスクリプション内で実行されます。

Azure CLI のバージョンを確認する

Azure CLI のバージョンを確認するには、az version コマンドを使用します。

az version

Azure CLI から次の応答が返されます。

{
  "azure-cli": "x.yy.z",
  "azure-cli-core": "x.yy.x",
  "azure-cli-telemetry": "x.y.z",
  "extensions": {}
}

Azure CLI コマンドを探る

Azure CLI を利用すると、あらゆる Azure リソースのほとんどすべての側面を制御できます。 リソース グループ、ストレージ、仮想マシン、Microsoft Entra ID、コンテナー、機械学習などを操作できます。

CLI のコマンドは グループ と サブグループ で構成されています。 各グループが、Azure によって提供されるサービスを表しており、サブグループによって、そのサービスのコマンドが論理グループに分かれています。 たとえば、storage グループには、account、blob、queue などのサブグループが含まれています。

それでは、必要な特定のコマンドはどのような方法で見つけますか? 1 つの方法は、az findを使用することです。 次の例に従って、Azure CLI コマンドのクイック ツアーを開始します。

  1. blob という単語に関連する最も人気のあるコマンドを検索します。

    az find blob

  2. az vm などの Azure CLI コマンド グループで最も人気のあるコマンドを表示します。

    az find "az vm"

  3. Azure CLI コマンドで最も人気のあるパラメーターとサブコマンドを表示します。

    az find "az vm create"

Azure CLI コマンドに関するヘルプを表示する

目的のコマンドの名前が既にわかっている場合、そのコマンドに対して --help 引数を指定すると、コマンドに関する詳細情報と、コマンド グループの使用可能なサブコマンドの一覧が表示されます。 今回の VM の例では、VM イメージを管理するためのサブグループとコマンドの一覧を次のように取得できます。

az vm image --help

Azure に接続する

Azure CLI のローカル インストールを使用している場合、Azure コマンドを実行する前に Azure CLI login コマンドを使用して認証する必要があります。

az login

Azure CLI では、一般的に既定のブラウザーを起動して Azure のサインイン ページを開きます。 Azure のサインイン ページが起動しない場合、コマンドラインの指示に従い、https://aka.ms/devicelogin で承認コードを入力します。

サインインに成功すると、ご利用の Azure サブスクリプションに接続されます。