Azure CLI とは
Azure CLI は、Azure に接続して Azure リソース上で管理コマンドを実行することができるコマンド ライン プログラムです。 これは Linux、macOS、および Windows 上で実行されます。それにより、管理者および開発者は Web ブラウザーではなく、ターミナルまたはコマンド ライン プロンプト (またはスクリプト) を通してコマンドを実行できるようになります。 たとえば、仮想マシン (VM) を再起動するには、次のコマンドを使用します。
az vm restart -g MyResourceGroup -n MyVm
Azure CLI は、Azure リソースを管理するためのクロスプラットフォームのコマンドライン ツールであり、Linux、Mac、または Windows コンピューター上でローカルにインストールできます。 Azure CLI は、Azure Cloud Shell を介してブラウザーから使用することもできます。 いずれの場合も、対話形式またはスクリプト形式で使用できます。 対話形式で使用するには、まずシェル (Windows 上では cmd.exe、Linux または macOS 上では Bash など) を起動し、次にシェルのプロンプトでコマンドを発行します。 反復的なタスクを自動化するには、選択したシェルのスクリプト構文を使用して、複数の CLI コマンドを 1 つのシェル スクリプトにまとめて、スクリプトを実行します。
Azure CLI をインストールする方法
Linux および macOS では、パッケージ マネージャーを使用して Azure CLI をインストールします。 推奨されるパッケージ マネージャーは、OS と配布によって異なります。
- Linux の場合: apt-get (Ubuntu)、yum (Red Hat)、zypper (OpenSUSE)
- Mac の場合: Homebrew
Azure CLI は Microsoft リポジトリ内で利用できるので、まずパッケージ マネージャーにそのリポジトリを追加する必要があります。
Windows の場合、MSI ファイルをダウンロード、実行することによって、Azure CLI をインストールできます。
Azure CLI をスクリプトで使用する
スクリプトで Azure CLI コマンドを使用する場合は、スクリプトの実行に使用する "シェル" (環境) に関する問題を認識している必要があります。 たとえば、Bash シェルでは、変数を設定するときに次の構文を使用します。
variable="value"
variable=integer
PowerShell 環境を使用して Azure CLI スクリプトを実行する場合は、変数にこの構文を使用します。
$variable="value"
$variable=integer
ローカル コンピューターから Azure CLI を使用して Azure リソースを管理するためには、これがあらかじめインストールされている必要があります。 Windows、Linux、macOS のそれぞれでインストール手順は異なりますが、インストールした後は、コマンドはプラットフォーム間で共通になります。