はじめに
Azure portal は、1 つのタスクを実行したり、リソースの状態の概要を確認したりするのに適しています。 しかし、毎日、さらには 1 時間ごとに繰り返し行う必要があるタスクには、コマンドラインと一連のテスト済みのコマンドまたはスクリプトを使用することで、作業を迅速化し、エラーを回避することができます。
あなたは、Azure Web アプリを開発している企業で働いているとします。 これらのアプリケーションは Azure でホストされているため、自動的に構成されるセキュリティ、負荷分散、管理などのすべての利点が得られます。 あなたは現在、さまざまなデータベースと他のデータ ソースからの入力の範囲に基づいた売上予測を生成する Web アプリをテストしています。 開発者は、Windows、Linux、および Mac のコンピューターを使用し、アプリケーションの毎日のビルド用に GitHub リポジトリを使用しています。
あなたは、テストの一環として、さまざまなデータ ソースおよびさまざまな種類のデータ接続に対して、アプリのパフォーマンスを比較したいと考えています。 開発チームが Azure portal を使用してアプリの新しいテスト インスタンスを作成するときに、常に同じパラメーターを使用していないことに気付きました。 あなたは、この問題を解決するために、各アプリ テストに対し、必要に応じて自動化することができ、ソフトウェア チームが使用するすべてのコンピューターで同じ方法で機能する、一連の標準の展開コマンドを使用することを計画しています。
このモジュールでは、Azure CLI を使用して Azure リソースを管理する方法を説明します。
学習の目的
このモジュールでは、次のことを行います。
- Linux、macOS、Windows 上に Azure CLI をインストールします。
- Azure CLI を使用して Azure サブスクリプションに接続します。
- Azure CLI を使用して Azure リソースを作成します。
前提条件
- PowerShell または Bash などのコマンド ライン インターフェイスの使用経験
- リソース グループなど、Azure の基本的な概念に関する知識
- Azure portal を使用した Azure リソースの管理経験