テレメトリ データを接続する
デジタル ツインをイマーシブ エクスペリエンスで利用できるようにするには、そのエクスペリエンスをサポートする属性データがなければなりません。 テレメトリは、インプレースのコレクション、リモート ポイントからコレクション ポイントへのデータの送信および受信であり、さらに活用するためのものです。 データの使用例には、ストレージ、分析、モデリングなどがあります。
風力発電所の各風力タービンを、シミュレートされたデータ ストリームに接続して、監視制御とデータ取得 (SCADA) および IoT データ フィードへの実際の接続性を示すことができます。 3D アセットをシミュレートされたテレメトリ データに接続すると、エクスペリエンスがより有意義なものになります。 あなたは、実際の風力発電所の操作を垣間見る機会を提供します。
さまざまな方法でデータをデジタル ツインに接続できます。 このモジュールでは、Azure Digital Twins を含む Azure サービスを使用して、3D アセットをよりインテリジェントにします。
Azure Digital Twins アプリでは、Unity "シーン" の UI パネルやタービンなど、相互に直接の知識がないシステム間でメッセージを送信する ScriptableObject
ベースのイベント システムを利用します。 Unity プロジェクトに複数のイベントが ScriptableObject
アセットとして作成されており、スクリプトでイベントを発生させるために使用できます。 このアセットを "プレハブ" に追加すると、イベントをリッスンして正しく反応できます。 たとえば、ユーザーがシーンでタービン アセットを選択すると、OnWindTurbineSelected
イベントが発生します。 このイベントに対応できる複数のリスナーがシーンに存在する場合があります。
- タービン UI パネルは、選択したタービンの操作情報を表示するイベントに反応します。
- マップは、タービンの位置に焦点を合わせて中心に置くと反応します。
- このタービン モデルが、選択されていることを示すために強調表示されます。
このイベント駆動型のスクリプト可能オブジェクト アーキテクチャを使うと、各システム (たとえば、UI や 3D シーン) が互いについて明示的に知らなくても、統合オブジェクトベースのエクスペリエンスを作成できます。