メンテナンスとダウンタイムについて計画する
Azure 管理者は、計画的および計画外の障害に備えます。
メンテナンス計画について知っておくべきこと
Azure Virtual Machines の可用性計画には、計画外のハードウェア メンテナンス、予期しないダウンタイム、計画メンテナンスに関する戦略を含める必要があります。
計画外のハードウェア メンテナンス イベントは、物理マシンに関連付けられているハードウェアまたはプラットフォームのコンポーネントが故障しようとしていることが、Azure プラットフォームによって予測されたときに発生します。 プラットフォームで障害が予測されると、計画外のハードウェア メンテナンス イベントが発行されます。 Azure は、ライブ マイグレーション テクノロジを使って、障害が発生したハードウェアから正常な物理マシンに仮想マシンを移行します。 ライブ マイグレーションは、仮想マシンを短時間だけ一時停止する仮想マシン維持操作ですが、イベントの前後にパフォーマンスが低下する可能性があります。
予期しないダウンタイムは、仮想マシンのハードウェアまたは物理インフラストラクチャで予期しない障害が起きた場合に発生します。 予期しないダウンタイムに含まれるのは、ローカル ネットワーク障害、ローカル ディスク障害、その他のラック レベルでの障害などです。 障害が検知されると、Azure プラットフォームは、同じデータセンター内の正常な物理マシンに仮想マシンを自動的に移行 (復旧) します。 復旧中に、仮想マシンでダウンタイム (再起動) が発生し、場合によっては一時ドライブが失われることがあります。
計画メンテナンス イベントは、仮想マシンが実行されるプラットフォーム インフラストラクチャの全体的な信頼性、パフォーマンス、セキュリティを向上させるために、基になる Azure プラットフォームに対して Microsoft が行う定期的な更新です。
Note
Microsoft が、お客様の仮想マシンのオペレーティング システムや他のソフトウェアを自動的に更新することはありません。 お客様は、コントロールを完全に委ねられており、それらを更新する責任があります。 ただし、信頼性とハイ パフォーマンスを確保するために、基になるソフトウェア ホストとハードウェアには定期的にパッチが適用されます。