輸送管理エンジン
輸送管理エンジンでは、輸送管理での輸送料金の生成および処理に使用されるロジックを定義します。
輸送管理エンジンでは、配送業者の輸送レートなどのタスクを計算します。 エンジン システムでは、Supply Chain Management のデータに基づいて、実行時に計算方法を変更できます。 輸送管理エンジンは、配送業者契約に関連するプラグインに似ています。
次の表に、Supply Chain Management で使用できる輸送管理エンジンのタイプを示します。
輸送管理エンジン | 説明 |
---|---|
レート エンジン | レートを計算します。 |
汎用エンジン | たとえば、予定エンジンなどの Supply Chain Management からのデータを必要としない、他のエンジンによって使用される単純な補助エンジン。 予定エンジンは、数量や重量などの分析コードに基づいて、特定の注文の配送および明細行の最終コストを削減するために使用されます。 |
マイレージ エンジン | 輸送距離を計算します。 |
輸送時間エンジン | 発送元から配送先に移動するために必要な時間を計算します。 |
ゾーン エンジン | では、現在の住所に基づいてゾーンを計算し、住所 A から住所 B へ移動するために通過する必要があるゾーンの数を計算します。 |
特定の配送業者を使用して出荷を評価するには、複数の輸送管理エンジンを構成する必要があります。 レート エンジンは必須ですが、レート エンジン をサポートするために他の輸送管理エンジンが必要となる場合があります。 たとえば、レート エンジンを使用して、マイレージ エンジンからデータを取得して、発送元と配送先の間のマイレージに基づいてレートを計算することができます。
レートを計算する際に使用するデータは、メタデータの構成によって制御されます。 たとえば、郵便番号に基づいてレートを検索する場合は、郵便番号のルックアップ タイプに基づいてメタデータを設定する必要があります。
外部システムからのレート計算に必要なデータを取得するために使用される輸送管理エンジンには、メタデータは必要ありません。 これらのエンジンのレート データは、通常は Web サービスを介して外部の輸送業者システムから取得できます。 たとえば、マイレージ エンジンを使用して、Bing マップからデータを直接取得し、このエンジンのメタデータを必要としないようにすることができます。
輸送管理エンジンのメタデータは、エンジンのタイプによって異なります。
輸送管理エンジン | メタデータ コンフィギュレーション |
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レート エンジン | レート基準タイプを必要とします。 レート基準タイプには、レート基準データのメタデータとレート基準割り当てデータが含まれています。 レート基準メタデータの構造は、レート エンジンのタイプによって決まります。 レート基準割り当てメタデータの構造は、そのレート エンジンに関連付けられているレート基準アサイナーのタイプによって決まります。 レート エンジンの基準タイプとしてレート エンジンを設定するには、レート エンジンのページとレート マスターのページを使用します。 |
ゾーン エンジン | ゾーン マスターにメタデータを直接設定する必要があります。 |
輸送時間エンジンとマイレージ エンジン | マイレージ エンジンの構成設定フォームから直接メタデータを取得します。 |
レート エンジンのメタデータの例
輸送管理エンジンでは、発送元の住所、配送先の国または地域および都道府県、および出荷の開始地点と終了地点を識別する必要があります。 これらの要件を使用することにより、メタデータは次の表のデータのようになります。 この表には、必要な入力データのタイプに関する情報も含まれています。
この情報は、評価メタデータ ページの輸送管理 > 設定で設定できます。
順序 | Name | フィールド タイプ | データ型 | ルックアップ タイプ | 必須 |
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1 | 発送元郵便番号 | 割り当て | 文字列 | 郵便番号 | 選択済み |
2 | 配送先都道府県 | 割り当て | 文字列 | 都道府県 | |
3 | 発送元郵便番号 | 割り当て | 文字列 | 郵便番号 | 選択済み |
4 | 配送先郵便番号 | 割り当て | 文字列 | 郵便番号 | 選択済み |
5 | 配送先の国 | 割り当て | 文字列 | 国/地域 |