システム カタログとシステム ビューを使用してメタデータを調査する
Azure Database for PostgreSQL データベース内のメタデータを調査するには、データにアクセスするビューまたはテーブルに対してクエリを実行するか、システム カタログのデータを表示するインターフェイスを使用します。
Azure portal でメタデータを調査する
Azure portal には、設定と監視用のページが多数用意されており、メタデータを評価したり、場合によっては変更したりできます。
通常、これらのページは、最もよく必要になるメトリックのメタデータを表示するための、最も簡単で有益な方法です。 多くのメトリックはグラフに表示して、時間の経過に伴う変化を視覚的に表現することもできます。
システム テーブルとシステム ビューを使用してメタデータを調査する
Azure Database for PostgreSQL データベースまたはサーバーのメタデータに対してクエリを実行するには、pg_catalog スキーマでテーブルに対して SQL クエリを実行します。 最も便利な pg_catalog テーブルの一部を次に示します。
pg_database pg_database には、データベース所有者 (datdba)、照合順序、接続制限 (datconnlimit) などの基本情報が含まれます。 -1 の datconnlimit は、接続制限がないことを示します。
pg_stat_database pg_stat_database には、リアルタイムで更新される、各データベースのロック情報が含まれます。 このテーブルへのクエリ実行により、各データベースのロールバックとデッドロックの数を確認できます。
メタデータを表示するには、多くの場合、システム テーブルに対して複雑な SQL クエリを記述する必要があります。 最も一般的なクエリは、システム ビューで参照されます。 これらのビューは pg_catalog スキーマ内にあり、次のクエリで一覧表示できます。
SELECT viewname
,definition
FROM pg_catalog.pg_views
WHERE schemaname = 'pg_catalog';
データベースとサーバーのメタデータ
システム カタログ内のメタデータの大部分は、サーバー設定とデータです。 このデータはどのデータベースでも使用でき、データベースを切り替える必要はありません。
データベース固有の 2 つのシステム テーブルがあり、そのデータを表示するには正しいデータベースに接続する必要があります。
pg_catalog.pg_stat_user_tables では、データベース内のユーザー テーブルに関する統計メタデータが一覧表示されます。
pg_statio_user_tables では、データベース内のユーザー テーブルに関する I/O メタデータが一覧表示されます。