Azure Blob ストレージを実装する
Azure Blob Storage は、非構造化データをクラウド内にオブジェクトまたは BLOB として格納するサービスです。 BLOB とは、Binary Large OBject (バイナリ ラージ オブジェクト) の頭文字です。 BLOB ストレージは、"オブジェクト ストレージ" や "コンテナー ストレージ" とも呼ばれます。
Azure Blob Storage について知っておくべきこと
BLOB ストレージの構成に関する特性をいくつか調べてみましょう。
BLOB ストレージは任意の種類のテキストまたはバイナリ データを格納できます。 たとえば、テキスト ドキュメント、画像、ビデオ ファイル、アプリケーション インストーラーなどです。
BLOB ストレージでは、次の 3 つのリソースを使ってデータの格納と管理を行います。
- Azure ストレージ アカウント
- Azure ストレージ アカウントのコンテナー
- コンテナー内の BLOB
BLOB ストレージを実装するには、いくつかの設定を構成します。
- BLOB コンテナーのオプション
- BLOB の種類とアップロードのオプション
- BLOB ストレージのアクセス層
- BLOB のライフサイクル ルール
- BLOB オブジェクトのレプリケーションのオプション
次の図は、BLOB ストレージのリソース間の関係を示しています。
Azure Blob Storage を実装する際に考慮すべき事項
BLOB ストレージには多くの一般的な用途があります。 次のシナリオを検討し、ご自身のデータ ニーズについて考えてください。
ブラウザーのアップロードを検討する。 BLOB ストレージを使って、画像やドキュメントをブラウザーに直接提供します。
分散アクセスを検討する。 BLOB ストレージには分散アクセス用のファイルを格納できます (インストール プロセス中など)。
データのストリーミングを検討する。 BLOB ストレージを使ってビデオやオーディオをストリーミングします。
アーカイブと回復を検討する。 BLOB ストレージは、バックアップと復元、ディザスター リカバリー、アーカイブのためのデータを格納するのに最適なソリューションです。
アプリケーションによるアクセスを検討する。 オンプレミスまたは Azure でホストされるサービスによる分析のために、BLOB ストレージにデータを格納できます。