はじめに
Unity のユーザー エクスペリエンスを複合現実向けに適切に設計するには、Unity シーンを慎重に設計して作成する必要があります。 シーンは空のキャンバスのようなものであり、それをエンド ユーザー向けの体験に発展させます。 ユーザーがシーンを移動するとき、ユーザーのコンテキストを提供します。その方法として、衛星画像などの補助情報か、それより忠実度の低い補助情報 (周囲のウェアハウス インフラストラクチャなど) を追加します。 シーンのコンテキストを確立したら、デジタル ツインの 3D アセットまたはモデルを作成して追加する必要があります。 これらはエクスペリエンスのショーケースです。
シナリオ例
前のモジュールに引き続き、サンプルの風力発電所シナリオを構築しますが、今回は、プロジェクトの地形に、再利用可能な風力タービン オブジェクトを追加していきます。
ここでの学習内容は?
ここで使用する風力発電所のユース ケースでは、あらかじめ作成されている風力タービン アセットをシーンに追加します。 構成パラメーターを使用して事前に作成されたアセットは、プレハブと呼ばれます。 前のモジュール「Unity で Mixed Reality 用の 3D シーンを構築する」を完了している場合、プレハブについては既に理解し、静的および動的な地形プレハブを使用しています。
このモジュールでは、プレハブについて詳しく説明し、それらを使用してシーンを構築し、運用できるように風力発電所を準備します。 Azure Digital Twins などのクラウド サービスに接続できる 3D プレハブを追加し、デジタル ツインを運用化して実現します。
主な目標
シーンの構築は、Mixed Reality エクスペリエンス開発での重要な初期ステップです。 このモジュールを終えると、Unity Prefabs、Scriptable Objects、Mixed Reality Toolkit の対話式操作を使って作業できるようになります。