演習 - Azure CLI と Kudu を使用してアプリケーション ログ ファイルを取得する

完了

Contoso Fashions 用の新しい Web アプリは、初期パイロット テストの準備がほぼ完了しています。 あなたは、アプリのログ ファイルに保存されたさまざまなトレース メッセージを確認して分析したいと考えています。 レビューを行う前に、ログ記録された情報を検索する方法を理解しておく必要があります。

このユニットでは、後でオフライン分析を行うためにログ ファイルを取得します。

Azure CLI を使用してファイル システム ログを取得する

この手順では、Azure CLI を使用してクラウド共有ストレージにファイル システム ログを取得して、これらのログを表示します。

Note

完全な Cloud Shell には、ファイルのダウンロードおよびアップロード ツールを含むツールバーがあり、このオプションを使用して、ローカル コンピューターに contosofashions.zip をダウンロードできます。 現在、この機能は Microsoft Learn サンドボックス シェルでは利用できません。 そのため、この演習では、Cloud Shell ファイル共有内からログを表示するためにいくつかの Bash ツールを使用します。

  1. Cloud Shell で、クラウド共有ストレージに contosofashions.zip としてログをダウンロードするには、<your-number> を、アプリを一意に識別するために生成されたランダムな数値に置き換えて、次のコマンドを実行します。

    az webapp log download --log-file contosofashions.zip  --resource-group <rgn>[sandbox resource group name]</rgn> --name contosofashions<your-number>
    
  2. Cloud Shell で、ダウンロードした contosofashions.zip ファイルに含まれるログ ファイルを表示するには、次のコマンドを実行します。

    zipinfo -1 contosofashions.zip
    
  3. Cloud Shell で、ダウンロードした contosofashions.zip ファイルからアプリ ログ ファイルのみを抽出するには、次のコマンドを実行します。

    unzip -j contosofashions.zip LogFiles/Application/*.txt
    
  4. Cloud Shell で、アプリケーション ログ ファイルを表示するには、次のコマンドを実行します。

    code *.txt
    

    Note

    [従来の Cloud Shell に切り替える] メッセージが表示されたら、[確認] を選択します。 次に、前のコマンド code *.txt をもう一度入力して、アプリケーション ログ ファイルを表示します。

  5. Cloud Shell で、Ctrl + Q キーを押してエディターを閉じます。

Kudu を使用してファイル システム ログを取得する

この手順では、コンピューターにファイル システム ログをダウンロードするため、Kudu コンソールを使用します。

  1. Azure portal のメニューまたは [ホーム] ページで、[App Services] を選択します。 [App Services] ペインが表示されます。

  2. App Services の一覧で、contosofashions<your-number> を選択します。 contosofashions<your-number> App Service ペインが表示されます。

  3. 中央のメニュー ウィンドウの [開発ツール] の下で、[高度なツール] を選択します。 [高度なツール] ペインが表示されます。

  4. [Go] \(移動) を選択します。 [Kudu Services] ウィンドウが表示されます。

  5. 上部のメニュー バーで、[デバッグ コンソール] を選択し、CMD を選択します。

  6. ファイル エクスプローラー セクションで、[LogFiles] を選択します。

  7. [アプリケーション] フォルダーで、[ダウンロード] を選択します。 ログは Application.zip としてお使いのコンピューターにダウンロードされます。

  8. コンピューターで Application.zip を開き、ログ ファイルを表示します。 これらのログは、Cloud Shell を使用して確認したログと同じである必要があります。

  9. [Kudu Services] タブを閉じます。

Azure Blob Storage に保存されたログを検索する

この手順では、Azure Blob Storage コンテナーに保存された詳細ログを開き、特定のログ エントリを検索します。

  1. Azure portal のメニューまたは [ホーム] ページで [ストレージ アカウント] を選択します。 [ストレージ アカウント] ペインが表示されます。

  2. [ストレージ アカウント] の一覧で sacontosofashions<your-number> を選択します。

  3. 中央のメニュー ペインで、[ストレージ ブラウザー] を選択します。 [ストレージ ブラウザー] ウィンドウが表示されます。

  4. [BLOB コンテナー] を展開し、[appsrvplogs] を選択します。

  5. コンテナー ウィンドウで [contosofashions<your-number]> をダブルクリックし、年、月、日の各フォルダーを順にダブルクリックします。

  6. すると、アプリケーションによって BLOB ストレージにログが記録されている各時間のフォルダーが表示されます。 時間フォルダー (複数ある場合は最も古いフォルダー) をダブルクリックします。

  7. フォルダーには 1 つ以上の CSV ファイルが含まれています。それをダウンロードするには、最も大きなファイルをダブルクリックします (必要に応じて、右にスクロールしてファイル サイズを表示します)。 コンピューターに Microsoft Excel がある場合は、ログ ファイルがワークシートとして自動的に開きます。 そうでない場合は、メモ帳などのテキスト エディターを使用してファイルを開きます。

  8. 開いたログ ファイル内で、次の文字列を検索します。

    Warning message
    

    ログには、このメッセージが複数回記述されています。

  9. ログ ファイルを閉じます。