業務プロセスの理解

完了

ほとんどの業務プロセスは、完了に沿った進捗状況を表すマイルストーンで構成されています。 単純なプロセスは、次の図に示すように、完了まで直線のパスを通る場合があります。 通常、プロセスは、業務プロセスと情報の収集に応じて得られた情報に基づいて、他のパスに分岐する場合があります。 ときには、以前のマイルストーンを確認するような、より複雑なプロセスが発生する場合があります。 業務プロセスにおけるマイルストーンの検出は、プロセスを理解する上で重要な側面です。

業務プロセスの理解を深める方法を説明するため、以下の例では、販売開始の一般的な業務プロセスを説明します。 このプロセスには、無限のバリエーションや分岐が存在する場合がありますが、販売プロセスは、リード、営業案件、販売の三つに集約できます。

販売業務プロセスの図。

  • リード - 潜在顧客を指します。 この時点で、顧客に関して分かっている情報は最小限です。 ですが、発売されている商品に関心を持っていることはわかっています。

  • 営業案件 - リードが商品やサービスに実際に興味を示した場合、実際の取引が行われる可能性がより高い営業案件としてみなされます。

  • 販売 - 取引のトランザクションを指します。

リードを得るプロセスは場合によって異なります。 リードが営業案件となるイベントの詳細もさまざまです。 さらに、営業案件から販売トランザクションへの手順は異なる場合があります。

これらの詳細を正確にマッピングし、要件としてやり取りを行えば、一つの機能に焦点を当てる場合よりも、プロジェクトへの影響が大きくなります。 この例では、Dynamics 365 Sales にすでにあるネイティブ機能を使い始めました。そのため、プラットフォームを用いて、プロセスを各顧客のニーズに合わせたものにカスタマイズできます。