Bicep とは

完了

Bicep は、Azure リソースを宣言によってデプロイするための言語です。 Bicep を使用して、Azure リソースの構成およびデプロイ方法を定義できます。 テンプレートと呼ばれる Bicep ファイル内にリソースを定義し、テンプレートを Azure Resource Manager に送信します。 リソース マネージャーは、テンプレート内の各リソースをユーザーに代わってデプロイする役割を担います。

Azure リソースを表すファイルである Azure Resource Manager テンプレート (ARM テンプレート) については、きちんと理解済みであるかもしれません。 Bicep が使用可能になるまでは、ARM テンプレートを特別な JSON 形式で記述する必要がありました。 JSON テンプレートに関する一般的な問題の 1 つは、複雑な構文を使用しているため、操作が困難であることです。 JSON で ARM テンプレートの記述を開始するのは困難な場合があります。

Bicep は、Azure へのリソースのデプロイを支援するために特別に設計されたはるかに簡単な言語を使用して、これらの問題を解決します。

バックグラウンドでは、Resource Manager は同じ JSON テンプレートに基づいて動作します。 Bicep テンプレートを Resource Manager に送信すると、Bicep ツールによって、 transpilationというプロセスでテンプレートが JSON 形式に変換されます。 このプロセスは、通常は考慮する必要はありませんが、Bicep ファイルから作成される JSON テンプレート ファイルを表示できます。

Diagram that shows a template author, a Bicep template, an emitted JSON template, and a deployment to Azure.

何をインストールする必要がありますか?

Bicep の使用を開始するには、いくつかのツールをインストールする必要があります。 最も簡単な方法は、Azure CLI または Azure PowerShell の最新バージョンをインストールすることです。 これらのツールはどちらも Bicep テンプレートをサポートしています。

また、Bicep テンプレートを記述するには、テキスト エディターが必要です。 Visual Studio Code は優れたテキスト エディターであり、 Bicep テンプレートを作成するための拡張機能を備えています。 これらのツールでは、言語サポートとリソース オートコンプリートが提供されます。 これらは、Bicep ファイルの作成と検証に役立ちます。また、コードが推奨される方法に従っていない場合はこれらにより通知されます。