カスタム質問応答の概要
Azure AI Language サービスを使用して、Microsoft Azure で質問応答ソリューションを簡単に作成できます。 Azure AI Language: カスタム質問応答機能が含まれており、これを使用すると、自然言語で入力してクエリを実行できる、質問と回答のペアで構成されるナレッジ ベースを作成できます。
カスタム質問応答ナレッジ ベースの作成
Azure AI Language Studio を使って、質問応答プロジェクトの作成、トレーニング、発行、管理を行うことができます。
Note
Azure AI Language REST API または SDK を使って、プロジェクトを作成および管理するコードを記述することができます。 ほとんどのシナリオでは、Language Studio を使用する方が簡単です。
プロジェクトを作成するには、まず Azure サブスクリプションで Language リソースをプロビジョニングする必要があります。
質問と回答の定義
言語リソースをプロビジョニングした後、Language Studio のカスタム質問応答機能を使って、質問と回答のペアで構成されるプロジェクトを作成できます。 これらの質問と回答は、次のようになります。
- 既存の FAQ ドキュメントまたは Web ページから生成する。
- 手動で入力および編集する。
多くの場合、プロジェクトはこれらすべての手法を組み合わせて作成されます。つまり、既存の FAQ ドキュメントから得た質問と回答の基本データセットから開始し、追加の手動エントリでナレッジ ベースを拡張します。
プロジェクトの質問に "別の言い回し" を割り当てて、同じ意味の質問を統合することができます。 たとえば、以下のような質問を含めるとします。
"本社の所在地はどこですか?"
以下のような別の言い回しを追加することで、同じ内容の質問の異なる尋ね方を予測できます。
"本社はどこにありますか?"
プロジェクトをテストする
質問と回答のペアのセットを作成したら、それを保存する必要があります。 このプロセスでは、リテラルの質問と回答を分析し、組み込みの自然言語処理モデルを適用して、質問の定義で指定されたとおりに表現されていない場合でも、質問に対する適切な回答を照合します。 その後、Language Studio の組み込みテスト インターフェイスを使用して、質問を送信し、返された回答を確認することで、ナレッジ ベースをテストできます。