演習 - 仮想マシン スケール セットを構成する
この例のシナリオでは、顧客が会社の Web サイトのいずれかを使用して、配送の状態を管理および確認します。 この Web サイトは仮想マシンにデプロイされ、オンプレミスでホストされています。
仮想マシンの全体的な CPU 使用率が 75% を超えると、Web サイトのユーザーの応答時間に大きな遅延が発生することに気付きました。 システムがこのしきい値に達したとき、ホストしている Web アプリケーションをスケーリングする仮想マシン スケール セットが必要です。 コストを節約するため、需要が低下し、スケール セット全体の CPU 使用率が 50% を下回ったら、スケールインして戻す必要もあります。
この演習では、自動スケーリングを構成します。 システムの CPU 使用率に応じて、スケールアウトとスケールインを行うスケール ルールを再定義します。
Note
この演習は省略してもかまいません。 Azure アカウントをお持ちでない場合は、説明を最後までお読みになり、REST API を使用してメトリックを取得する方法を理解してください。
この演習を行う必要があるものの、Azure サブスクリプションをお持ちでない場合、またはご自分のアカウントを使用したくない場合は、始める前に無料アカウントを作成してください。
スケールアウト ルールを作成する
Azure portal で、仮想マシン スケール セットのページに移動します。
仮想マシン スケール セット ページの [設定] で、[スケーリング] を選択します。
[カスタム自動スケーリング] を選択します。 既定のスケール ルールで、[スケール モード] を確実に [メトリックに基づいてスケーリングする] に設定します。 次に、[+ ルールの追加] を選択します。
[スケール ルール] ページで、次の設定を指定したら、[追加] を選択します。
プロパティ 値 メトリックのソース 現在のリソース (webServerScaleSet) メトリックの名前 CPU 使用率 演算子 より大きい しきい値 75 期間 10 統計時間単位 平均 時間の集計 Average 操作 カウントを増やす量 クールダウン (分) 5 インスタンス数 1
スケールイン ルールを作成する
既定のスケール ルールで、[ルールの追加] を選択します。
[スケール ルール] ページで、次の設定を指定して、[追加] を選択します。
プロパティ 値 メトリックのソース 現在のリソース (webServerScaleSet) メトリックの名前 CPU 使用率 Operator より小さい しきい値 50 期間 10 統計時間単位 平均 時間の集計 Average 操作 減少単位 クールダウン (分) 5 インスタンス数 1 [保存] を選択します。
これで、既定のスケーリング条件に 2 つのスケール ルールが含まれるようになりました。 1 つのルールでは、インスタンスの数がスケールアウトされます。もう 1 つのルールでは、インスタンスの数がスケールインして戻されます。