モデルのデザインおよび作成
このユニットでは、モデルの識別、適用、および操作の方法に加え、モデルの概要と開発における重要度を示します。
モデルは、カスタマイズされたソリューションを定義するメタデータおよびソース ファイルを含む、要素のグループです。 これらのモデルはパッケージに含まれており、展開可能なパッケージにできます。 財務と運用では、展開可能なパッケージを使用して、環境にカスタマイズや更新プログラムを展開します。
モデルの重要性
財務と運用アプリを使用して財務と運用アプリの実装を管理するでは、カスタマイズのためのモデルが必須です。 モデルは、Microsoft Visual Studio プロジェクトの集合と見なすことができます。 プロジェクトは 1 つのモデルにしか割り当てることができません。 モデルを使用すると、特定のオブジェクトの保管場所を識別しやすくなります。 たとえば、倉庫管理モデルには倉庫管理関連のオブジェクトが含まれています。 カスタマイズされたモデルを作成して、システムに対して行われたすべてのカスタマイズを保持することができます。
モデルの作成
Visual Studioでは、Dynamics 365ボタンの下にあるモデルの作成ウィザードを使用して、2 種類のモデルを作成できます。
- 独自のパッケージに配置されているモデル
- 既存のパッケージの一部であるモデル
独自のパッケージのモデルを使用して、新しいモデル要素を作成したり、要素を拡張したりできます。 参照モデルを選択することもできます。 このモデルは独自のアセンブリとバイナリでコンパイルされるので、展開と ALM を簡略化できます。
既存のパッケージの一部であるモデルを使用すると、ソースコードとメタデータをオーバーレイできます。 ただし、ソース コードをオーバーレイすると、Microsoft 更新プログラムの配置に関する将来の問題が発生する可能性があります。 常に拡張機能を使用するか、新しい要素を作成することをお勧めします。
Dynamics 365 メニューから Visual Studio のモデル パラメータを更新することもできます。
これを行うには、モデル管理を選択し、モデル パラメータの更新を選択します。 次に、モデルの名前を選択して、モデル パラメータと依存関係を更新します。