はじめに
あなたは、ドローンの追跡と管理を行う会社で、DevOps リーダーとして勤務しているとします。 この会社では、世界中の顧客にドローン追跡ソリューションを提供し、Azure Kubernetes Service (AKS) を使用して、そのソリューションの多数のコンテナー化されたインスタンスを調整しています。 あなたは、2 つの要因により、AKS コンピューティング リソースのコスト管理がますます重要になっていることに気付きました。 1 つ目は、顧客基盤が拡大しており、より多くのドローンを処理および追跡する必要があることです。 2 つ目は、より多くの開発チームが、アプリケーション開発にこの会社の新しいクラウドネイティブ プロセスを採用し始めたことです。
コストを削減するために、これら 2 つの要因の両方に対処したいと考えています。 まず、多数のワークロードのコスト効率の良いデプロイを管理するためのオプションを探します。 次に、開発チームで AKS コンピューティング リソースを作成して使用する方法を規定するビジネス ポリシーを導入したいと考えています。
このモジュールでは、AKS でクラウドネイティブ アプリケーションを開発する際にコンピューティング コストを最適化する戦略について考察します。 まず、ユーザー ノード プールを作成し、ノードをスケーリングする方法について説明します。 次に、クラスター自動スケーラーが割引価格で未使用の Azure コンピューティング容量にアクセスできるように、AKS スポット ノード プールを構成します。 最後に、AKS で Azure Policy を有効にしてリソース クォータを管理することで、AKS コンピューティング リソースのデプロイを管理します。
学習の目的
- ゼロスケールのノード プールを使用して AKS でコストを最適化する
- 自動スケーリングされるスポット ノード プールを使用して AKS でコストを最適化する
- AKS で Azure Policy を使用してコストを管理する
前提条件
- Azure サブスクリプションへのアクセス
- Azure CLI を使用したコマンドの実行に関する基本的な知識
- Kubernetes とその概念に関する知識
- Kubernetes YAML マニフェスト ファイルの作成に関する基本的な知識
- kubectl を使用したコマンドの実行に関する基本的な知識