はじめに
はじめに
Kubernetes を使用すると、クラウドネイティブ アプリケーションのデプロイ ライフ サイクルを Kubernetes パッケージ マネージャーを使って管理できます。 Kubernetes パッケージ マネージャーを使用すると、アプリケーションの再利用可能なデプロイ戦略を標準化、簡素化、および実装できます。
シナリオ例
Contoso Pet Supplies という大手ペット ストア会社で働いているとします。 会社は世界中の顧客にペット用品を販売しています。 そのソリューションは、マイクロサービスとして構築およびデプロイされ、いくつかの主要なアプリケーションが含まれています。
Azure Kubernetes Service (AKS) クラスターを使って、ペット ストア フロント ソリューションをホストします。 DevOps チームは、標準的な宣言型 YAML ファイルを使用して、ソリューション内のさまざまなサービスをデプロイします。 現在のデプロイ ワークフローで、開発チームが各アプリケーションのデプロイ ファイルを作成します。 次に、DevOps チームは、必要に応じて、運用構成設定を反映するようにデプロイ ファイルを更新します。 多くの YAML ファイルを手動で管理することは、チームがシステムと手順を効率的にデプロイ、運用、保持する場合のリスクになることがわかっています。 DevOps チームは、Kubernetes パッケージ マネージャーを使用して、ストア フロント ソリューション内のすべてのアプリに対して再利用可能なデプロイ パッケージを標準化、簡素化、実装することを希望しています。
このモジュールを完了すると、Kubernetes パッケージ マネージャーとして Helm を使って、Kubernetes リリースを作成して管理する方法がわかるようになります。
学習の目的
このモジュールでは、次の方法を学習します。
- Kubernetes パッケージ マネージャーとして Helm を使用するベネフィットについて説明する
- クラウドネイティブ アプリケーション用の Helm チャートを作成する
- Helm を使用してクラウドネイティブ アプリケーション リリースを管理する
前提条件
- Azure サブスクリプションへのアクセス
- Azure CLI を使用したコマンドの実行に関する基本的な知識
- Kubernetes とその概念に関する知識
- Kubernetes YAML マニフェスト ファイルの作成に関する基本的な知識
- Kubectl を使用したコマンドの実行に関する基本的な知識