VMM ファブリックでファイル ストレージを設定する
SMB 3.0 をサポートするファイル ストレージは、System Center - Virtual Machine Manager (VMM) ストレージ ファブリックで管理できます。 これには、Windows ファイル サーバー、スケールアウト ファイル サーバー (SOFS)、EMC や NetApp などのサード パーティのネットワーク接続ストレージ (NAS) デバイスが含まれます。
この記事では、VMM ファブリックにファイル 記憶域を追加する方法について説明します。 ファブリックでファイル共有を使用できるようになったら、Hyper-V ホストとクラスターに割り当てることができます。
VMM ファブリックにファイル共有を追加する
ファイル サーバーを追加すると、VMM はサーバーに現在存在するすべての共有を自動的に検出します。
- Fabric>Storage>リソースの追加>Storage Devices を選択します。
- 記憶域デバイスの追加ウィザード>プロバイダーの種類の選択で、 Windows ベースのファイル サーバーをマネージド ストレージ デバイスとして追加 VMM コンソールで単一またはクラスター化されたファイル サーバーを管理します。
- Specify Discovery Scopeで、ファイル サーバーのアドレスまたは名前を指定します。 仮想マシン ホストが配置されているドメインによって信頼されていないドメインにファイル サーバーが存在する場合は、[ このコンピューターは信頼されていない Active Directory ドメインにありますを選択します。 ファイル サーバーにアクセスできる実行アカウントを選択します。
- Gather Information では、VMM はファイル サーバー上の共有に関する情報の検出とインポートを自動的に試行します。 検出プロセスが成功すると、ファイル サーバーに関する情報が表示されます。 処理が完了したら、[次へ] を選択します。
- 記憶域デバイスの選択で、VMM で管理するファイル共有を選択します。
- Summaryで設定を確認し、Finishを選択します。
ファイル共有を作成する
ファイル サーバー上にファイル共有を作成する必要があります。 これを行うと、VMM によって自動的にアクセス許可が割り当てられます。
- Fabric>Storage>Providers を選択します。
- ファイル サーバー >[ファイル共有の作成] を選択します。
- ファイル共有の作成で、共有を作成するパスを指定します。 存在しない場合は、VMM によって作成されます。
ファイル共有を割り当てる
ファイル共有をストレージとして使用する VM を作成するホストで、ファイル共有を割り当てることができます。
Fabric>Servers>All Hosts を選択し、構成するホストまたはクラスター ノードを選択します。
Host>Properties で、Properties>Host Access を選択します。 実行アカウントを指定します。 既定では、VMM にホストを追加するために使用された実行アカウントが一覧表示されます。 [実行アカウント] ボックスで、アカウント設定を構成します。 VMM サービスに使用するアカウントは使用できません。
- VMM サービス アカウントにドメイン アカウントを使用した場合は、ファイル サーバーのローカル Administrators グループにドメイン アカウントを追加します。
- VMM サービス アカウントにローカル システム アカウントを使用した場合は、VMM 管理サーバーのコンピューター アカウントをファイル サーバーのローカル管理者グループに追加します。 たとえば、VMMServer01 という名前の VMM 管理サーバーの場合は、コンピューター アカウント VMMServer01$ を追加します。
- SMB 3.0 ファイル共有にアクセスするすべてのホストまたはホスト クラスターは、実行アカウントを使用して VMM に追加されている必要があります。 VMM は、この実行アカウントを使用して SMB 3.0 ファイル共有に自動的にアクセスします。
- ホストまたはホスト クラスターを追加したときに明示的なユーザー資格情報を指定した場合は、VMM からホストまたはクラスターを削除してから、実行アカウントを使用して再度追加できます。
[ホスト名 プロパティ>Storage>ファイル共有の追加を選択します。
ファイル共有パスで、必要な SMB 3.0 ファイル共有を選択し、OKを選択します。 ホストがアクセス権を持っていることを確認するには、 Jobs ワークスペースを開いてジョブの状態を表示します。 または、ホストのプロパティをもう一度開き、[ Storage タブを選択します。[ ファイル共有で、SMB 3.0 ファイル共有を選択します。 Access to file share の横に緑色のチェック マークが表示されることを確認します。
SMB 3.0 ファイル共有にアクセスするスタンドアロン ホスト、またはクラスター内のすべてのノードに対して、この手順を繰り返します。
次のステップ
Hyper-V ホストまたはクラスターを設定したら、VM のプロビジョニング について学習。