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System Center Operations Manager のシステム要件

重要

Service Provider Foundation (SPF) は System Center 2025 から廃止されました。 ただし、SPF 2022 は引き続き System Center 2025 コンポーネントで動作します。

次のセクションでは、System Center 2025 - Operations Manager の一般的なパフォーマンスとスケーラビリティに関するガイダンスについて説明します。 これらのセクションでは、さまざまなワークロードのハードウェア構成に関する推奨事項も示します。 System Center Operations Manager は柔軟性と拡張性を備えて構築されているため、特定のシナリオのハードウェア要件は、ここで説明するガイドラインとは異なる場合があります。 各 Operations Manager コンポーネントのパフォーマンスに影響を与える要因については、計画ガイドの他のセクションで詳しく説明し、特定の要件に適応できるようにします。

Operations Manager の容量制限

この情報は、管理グループをサポートするさまざまな Operations Manager コンポーネントのパフォーマンスとスケーラビリティの特性を理解するのに役立ちます。

監視対象アイテム 推奨される制限
同時オペレーション コンソール 50
管理サーバーに報告する、エージェントで監視されているコンピューター 3,000
ゲートウェイ サーバーに報告する、エージェントで監視されているコンピューター 2,000
エージェントレスの例外監視 (AEM) コンピューター (専用管理サーバー 1 台あたり) 25,000
エージェントレスの例外監視 (AEM) コンピューター (1 管理グループあたり) 100,000
集合的にクライアントによって監視されたコンピューター (1 管理サーバーあたり) 2,500
管理サーバー (マルチホームの 1 エージェントあたり) 4
エージェントレスで管理されているコンピューター (管理サーバー 1 台あたり) 10
エージェントレスで管理されているコンピューター (1 管理グループあたり) 60
エージェントに管理されたコンピューターおよび UNIX または Linux コンピューター (1 管理グループあたり) 6,000 (50 の開いたコンソール)、15,000 (25 の開いたコンソール)
UNIX または Linux コンピューター (1 専用管理サーバーあたり) 1,000
1 専用ゲートウェイ サーバーあたりで監視される UNIX または Linux コンピューター 200
3 台以上の管理サーバーで構成されるリソース プールで管理されているネットワーク デバイス 1,000
2 つのリソース プールで管理されているネットワーク デバイス 2,000
アプリケーション パフォーマンス監視 (APM) のエージェント 700
アプリケーション パフォーマンス監視 (APM) のアプリケーション 400
1 専用管理サーバーあたりで監視される URL 3,000
1 専用管理グループあたりで監視される URL 12,000
1 エージェントあたりで監視される URL 50

アップグレードシーケンス

1 つ以上の System Center コンポーネントと統合された System Center 2022 - Operations Manager のインストールをアップグレードする場合は、次の順序でアップグレードすることが重要です。

  1. Orchestrator - Operations Manager 管理グループに対して自動化を実行する Runbook をサポートするために Operations Manager 統合パックがインストールされている場合。
  2. Service Manager - Operations Manager から検出および監視されたオブジェクトのアラートおよび構成項目データをインポートするようにコネクタを構成した場合。
  3. Data Protection Manager - DPM 環境を一元的に管理するように中央コンソールを構成している場合。
  4. Operations Manager
  5. Virtual Machine Manager - VMM コンポーネント、仮想マシン、および仮想マシン ホストの正常性を監視するように Operations Manager との統合を構成している場合。

ハードウェア要件

この情報を使用して、プロセッサ、メモリ、ディスク領域の最小ハードウェア要件を考慮して、ハードウェア環境で System Center 2025 - Operations Manager のインストールまたはアップグレードをサポートする準備ができているかどうかを評価します。 1 つまたは複数のコンポーネントを展開する場合は、ここでの情報を使用する必要があります。また、新しい Operations Manager の展開に必要なインフラストラクチャの量を計画するのに役立つ詳細な情報については、「 Operations Manager サイズ設定ヘルパー」を参照してください。

Note

Operations Manager 2012 のサイズ設定ヘルパーは、Operations Manager の 2016 以降のリリースを反映するように更新されていませんが、指定された情報は、設計要件を見積もるのに役立ちます。 ただし、「 Unix または Linux 監視 」セクションで説明されているように、管理サーバーとゲートウェイ サーバーあたりの UNIX/Linux コンピューターの数は正しくありません。 サーバーあたりの UNIX/Linux コンピューターの数が増え、この記事の前半の監視対象項目の容量テーブルに示されています。

Operations Manager サーバーの役割 x64 プロセッサ (分) メモリ (最小) ディスク領域 (最小)
管理サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB
最大 2,000 個のエージェントを管理するゲートウェイ サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB
最大 500 台のネットワーク デバイスを管理するリソース プール内のゲートウェイ サーバー 8 コア 2.66 GHz CPU 32 GB 10 GB
最大 100 台の UNIX/Linux コンピューターを管理するリソース プール内のゲートウェイ サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 4 GB RAM 10 GB
Web コンソール サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB
SQL Server Reporting Services サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB

Operations Manager コンポーネントのソフトウェア要件

サーバー オペレーティング システム

次のバージョンの Windows Server オペレーティング システムは、次の Operations Manager コンポーネントでサポートされています。

コンポーネント Windows Server 2019 Standard、Datacenter Windows Server 2019 Server Core Windows Server 2022 Standard、Datacenter Windows Server 2022 Server Core Windows Server 2025 Standard、Datacenter Windows Server 2025 Server Core
Operations Manager 管理サーバー はい イエス イエス イエス イエス はい
Operations Manager ゲートウェイ サーバー はい イエス イエス イエス イエス はい
Operations Manager Web コンソール はい イエス はい
Operations Manager ACS コレクター はい イエス はい
Operations Manager オペレーション コンソール はい イエス はい
Operations Manager Operational、Data Warehouse、
ACS データベース
はい イエス イエス イエス イエス はい
Operations Manager レポート サーバー はい イエス はい

Operations Manager の運用、データ ウェアハウス、ACS 監査データベース

管理サーバー/ゲートウェイ サーバー

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。
  • Windows PowerShell バージョン: Windows PowerShell バージョン 2.0 または Windows PowerShell バージョン 3.0 以降。
  • Windows リモート管理:管理サーバー用に Windows リモート管理を有効にする必要があります。
  • .NET Framework 4.7.2 または .NET Framework 4.8 が必要です。

Operations Manager コンソール

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。
  • Windows PowerShell バージョン: Windows PowerShell バージョン 2.0 または Windows PowerShell バージョン 3.0 以降。
  • .NET Framework 4.7.2 または .NET Framework 4.8 が必要です。

Web コンソール

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。

  • Silverlight 対応ダッシュボード用のクライアント Web ブラウザー: Silverlight 対応ダッシュボードとの下位互換性を確保するには、Microsoft Edge 121.0.2277.4 以降と Silverlight 5 が必要です。

    Note

    Operations Manager 2019 とそれ以降には、オペレーション コンソールの 64 ビット バージョンのみが含まれています。 Web コンソールは互換性ビューでの IE の実行をサポートしていません。そうしないと、コンソールにアクセスしようとすると空白のページが表示されます。

  • HTML5 Web コンソール用のクライアント Web ブラウザー:

    • Microsoft Edge バージョン 121.0.2277.4 以降 (IE 互換モード)。
    • Google Chrome バージョン 121 以降
    • インターネット インフォメーション サービス: IIS 7.5 以降のバージョン。IIS 管理コンソールには、次のロール サービスがインストールされている必要があります。
    • 静的コンテンツ
    • 既定のドキュメント
    • ディレクトリ参照
    • HTTP エラー
    • HTTP ログ
    • 要求監視
    • 要求のフィルタリング
    • 静的コンテンツ圧縮
    • Web サーバー (IIS) サポート
    • IIS 6 メタベース互換
    • ASP.NET (3.5 と 4.7.2 以降の両方のバージョンの ASP.NET が必要です。)
    • Windows 認証
  • Web コンソール用に選択された Web サイト: 構成済みの http または https バインドが必要です。

  • .NET Framework 4.7.2 または .NET Framework 4.8 が必要です。

Note

Web コンソールをインストールするには、ASP.NET 4.8 用に IIS 内で ISAPI および CGI の制限を有効にする必要があります。 これを有効にするには、 IIS Manager で Web サーバーを選択し、 ISAPI と CGI の制限をダブルクリックします。 ASP.NET v4.8 を選択し、Allow を選択します。

Operations Manager レポート サーバー

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。

  • Microsoft SQL Server: SQL Server の要件を参照してください。

  • リモート レジストリ サービス: 有効にして起動する必要があります。

  • Microsoft SQL Server Reporting Services: SQL Server の要件を参照してください。

    Note

    System Center 2016 – Operations Manager 以降では、ネイティブ モードでのみ SQL Server Reporting Services がサポートされます。SharePoint 統合モードを使用しないでください。

  • .NET Framework 4.7.2 または .NET Framework 4.8 が必要です。

クライアントのオペレーティング システム

Windows 10 および Windows 11 クライアント オペレーティング システムは、Operations Manager 2022 以降のオペレーション コンソールでサポートされています。

Microsoft Monitoring Agent のオペレーティング システム

Note

Operations Manager 2025 には、エージェントの 64 ビット バージョンのみが含まれます。

  • Windows Server 2025 – Standard、Datacenter、Server Core

  • Windows Server 2022 - Standard、Datacenter、Server Core

  • Windows Server 2019 - Standard、Datacenter、Server Core

  • Windows 10 - Enterprise、Pro

  • Windows 11 - Enterprise、Pro

  • ファイル システム: %SYSTEMDRIVE% が NTFS ファイル システムでフォーマットされている必要があります。

  • Windows PowerShell のバージョン 3.0。

  • Microsoft .NET Framework (3.5 と 4.7.2 以降の両方のバージョンの Microsoft .NET が必要です。)

    Note

    Windows PowerShell は、IntelliTrace ログのローカル 収集と、PowerShell スクリプトを使用する System Center Operations Manager 管理パックの実行に必要です。 IntelliTrace ログと .NET アプリケーションのパフォーマンス モニターのローカル コレクションには、Microsoft .NET Framework 3.5 以降が必要です。

仮想化

Microsoft では、このドキュメントに記載されている最小要件を満たす物理環境または仮想環境で、すべての System Center 2025 – Operations Manager サーバー機能の実行をサポートしています。 Operations Manager に適用できる仮想化機能には、いくつかの制限があります。 具体的には、Microsoft では、Operations Manager で使用されている仮想化テクノロジに関係なく、次の仮想化機能の使用をサポートしていません。

  • Operations Manager コンポーネントを実行している仮想コンピューターでは、仮想コンピューター上のすべてのアクティビティが仮想ハード ドライブにすぐにコミットされない機能を使用することはできません。 これには、特定の時点のスナップショットの使用や、一時的な仮想ハード ドライブへの変更の書き込みが含まれます。
  • Operations Manager コンポーネントを実行している仮想コンピューターを一時停止したり、"保存状態" 状態にしたり、再起動したりすることはできません。 シャットダウンと再起動は、物理コンピューターの場合と同様に行う必要があります。

System Center 2016 - Operations Manager 以降は、物理コンピューター システムと同様に、Microsoft Azure の仮想マシン上で実行されます。 Microsoft Azure 仮想マシンで Operations Manager を実行して、Azure でホストされている他の仮想マシンまたはリソースを監視するか、オンプレミスでホストされているインスタンスとワークロードを監視することをお勧めします。 オンプレミスで Operations Manager を実行し、Azure 内の Microsoft Azure 仮想マシンまたはその他のリソースを監視することもできます。

  • Operations Manager コンポーネントを実行している仮想コンピューターは、 Azure Site Recovery を使用して、別の仮想化環境にレプリケートできます。 ここで参照される仮想化環境はオンプレミスでも Azure でもかまいません。障害が発生した場合は、この環境にフェールオーバーされます。
  • パフォーマンス上の理由から、Operations Manager データベースを仮想化 SQL Server でホストする場合は、オペレーション データベースとデータ ウェアハウス データベースを、仮想ハード ディスクではなく直接接続された物理ハード ドライブに格納することをお勧めします。

サポートされている共存

次の表に、Operations Manager 2025 と以前のバージョンの Operations Manager の共存がサポートされているシナリオを示します。

バージョン 管理グループの共存
Operations Manager 2022 から最新の更新プログラムのロールアップ はい

一括アップグレード

System Center 2025 - Operations Manager では、次のバージョンからのインプレース アップグレードがサポートされています。

System Center 2022

Active Directory と DNS

Operations Manager は、認証、権限の割り当て、承認のために Active Directory と統合されます。 DNS は、管理グループ内のサポート ロール、コンピューター、ネットワーク デバイス、および Web URL などの監視対象のワークロードの名前解決に使用されます。

[Active Directory ドメイン サービス]

System Center Operations Manager は、セキュリティ原則の定義、権限の割り当て、認証、承認など、多くのサービスに対して AD DS に依存しています。 Operations Manager は、コンピューターとサービスの検出を実行するときに AD DS にクエリを実行し、エージェント構成情報の格納と配布に AD DS を使用できます。 Operations Manager が正常に機能するためには、AD DS とそのサポート サービス DNS が正常であり、特定の最小構成レベルである必要があります。 また、ドメインの所定の名前付け規則に従う必要があります。

ドメイン領域の名前付け

Operations Manager 管理グループを、フラット DNS 名前空間を持つルート Active Directory ドメインにインストールすることはできません。 ただし、ルート ドメインの子ドメインにはインストールできます。 たとえば、"Woodgrove" という DNS 名を持つルート ドメインがあるとします。 このルート ドメインにはフラットな DNS 名前空間があるため、Operations Manager 管理グループを Woodgrove ドメインにインストールすることはできません。 「Woodgrove」ドメインに「National」という DNS 名の子ドメインがある場合は、子ドメインの完全修飾ドメイン名が「woodgrove.national」になります。 単一ラベル DNS 名が付いたドメイン用の Windows の構成の詳細については、「 単一ラベル DNS 名を使用して Active Directory のドメインを構成する」を参照してください。

ドメインの機能レベル

Windows Server Active Directory は異なる機能レベルで動作できます。 これらのレベルは、ドメインに存在するドメイン コントローラーで許可されている Windows Server オペレーティング システムのバージョンによって識別されます。 System Center Operations Manager には、ドメイン機能レベルの要件はありません。

フォレストの機能レベル

フォレスト機能レベルは、フォレスト全体において最低限のドメイン コントローラー オペレーティング システムのレベルを設定するという点において、ドメインの機能レベルと同様です。 設定後、下位レベルのオペレーティング システムを持つドメイン コントローラーを下位の機能レベルからフォレストに導入することはできません。 Operations Manager には、フォレストの機能レベルの要件はありません。

DNS

AD DS をサポートするために、DNS をインストールし正常な状態に保つ必要があります。 AD DS での Operations Manager の依存以外に、特定の DNS 要件はありません。

次のセクションでは、System Center 2022 - Operations Manager のパフォーマンスとスケーラビリティに関する一般的なガイドを提供します。 これらのセクションでは、さまざまなワークロードのハードウェア構成に関する推奨事項も示します。 System Center Operations Manager は柔軟性と拡張性を備えて構築されているため、特定のシナリオのハードウェア要件は、ここで説明するガイドラインとは異なる場合があります。 各 Operations Manager コンポーネントのパフォーマンスに影響を与える要因については、計画ガイドの他のセクションで詳しく説明し、特定の要件に適応できるようにします。

Operations Manager の容量制限

この情報は、管理グループをサポートするさまざまな Operations Manager コンポーネントのパフォーマンスとスケーラビリティの特性を理解するのに役立ちます。

監視対象アイテム 推奨される制限
同時オペレーション コンソール 50
管理サーバーに報告する、エージェントで監視されているコンピューター 3,000
ゲートウェイ サーバーに報告する、エージェントで監視されているコンピューター 2,000
エージェントレスの例外監視 (AEM) コンピューター (専用管理サーバー 1 台あたり) 25,000
エージェントレスの例外監視 (AEM) コンピューター (1 管理グループあたり) 100,000
集合的にクライアントによって監視されたコンピューター (1 管理サーバーあたり) 2,500
管理サーバー (マルチホームの 1 エージェントあたり) 4
エージェントレスで管理されているコンピューター (管理サーバー 1 台あたり) 10
エージェントレスで管理されているコンピューター (1 管理グループあたり) 60
エージェントに管理されたコンピューターおよび UNIX または Linux コンピューター (1 管理グループあたり) 6,000 (50 の開いたコンソール)、15,000 (25 の開いたコンソール)
UNIX または Linux コンピューター (1 専用管理サーバーあたり) 1,000
1 専用ゲートウェイ サーバーあたりで監視される UNIX または Linux コンピューター 200
3 台以上の管理サーバーで構成されるリソース プールで管理されているネットワーク デバイス 1,000
2 つのリソース プールで管理されているネットワーク デバイス 2,000
アプリケーション パフォーマンス監視 (APM) のエージェント 700
アプリケーション パフォーマンス監視 (APM) のアプリケーション 400
1 専用管理サーバーあたりで監視される URL 3,000
1 専用管理グループあたりで監視される URL 12,000
1 エージェントあたりで監視される URL 50

アップグレードシーケンス

1 つ以上の System Center コンポーネントと統合された System Center 2019 - Operations Manager のインストールをアップグレードする場合は、次の順序でアップグレードすることが重要です。

  1. Orchestrator - Operations Manager 管理グループに対して自動化を実行する Runbook をサポートするために Operations Manager 統合パックがインストールされている場合。
  2. Service Manager - Operations Manager から検出および監視されたオブジェクトのアラートおよび構成項目データをインポートするようにコネクタを構成した場合。
  3. Data Protection Manager - DPM 環境を一元的に管理するように中央コンソールを構成している場合。
  4. Operations Manager
  5. Virtual Machine Manager - VMM コンポーネント、仮想マシン、および仮想マシン ホストの正常性を監視するように Operations Manager との統合を構成している場合。

ハードウェア要件

この情報を利用し、お使いのハードウェア環境で System Center 2022 - Operations Manager をインストールできるか、あるいはこれにアップグレードできるかを判断します。プロセッサ、メモリ、ディスク容量のハードウェア最小要件を考慮します。 1 つまたは複数のコンポーネントを展開する場合は、ここでの情報を使用する必要があります。また、新しい Operations Manager の展開に必要なインフラストラクチャの量を計画するのに役立つ詳細な情報については、「 Operations Manager サイズ設定ヘルパー」を参照してください。

Note

Operations Manager 2012 のサイズ設定ヘルパーは、Operations Manager の 2016 以降のリリースを反映するように更新されていませんが、指定された情報は、設計要件を見積もるのに役立ちます。 ただし、「 Unix または Linux 監視 」セクションで説明されているように、管理サーバーとゲートウェイ サーバーあたりの UNIX/Linux コンピューターの数は正しくありません。 サーバーあたりの UNIX/Linux コンピューターの数が増え、この記事の前半の監視対象項目の容量テーブルに示されています。

Operations Manager サーバーの役割 x64 プロセッサ (分) メモリ (最小) ディスク領域 (最小)
管理サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB
最大 2,000 個のエージェントを管理するゲートウェイ サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB
最大 500 台のネットワーク デバイスを管理するリソース プール内のゲートウェイ サーバー 8 コア 2.66 GHz CPU 32 GB 10 GB
最大 100 台の UNIX/Linux コンピューターを管理するリソース プール内のゲートウェイ サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 4 GB RAM 10 GB
Web コンソール サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB
SQL Server Reporting Services サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB

Operations Manager コンポーネントのソフトウェア要件

サーバー オペレーティング システム

次のバージョンの Windows Server オペレーティング システムは、次の Operations Manager コンポーネントでサポートされています。

コンポーネント Windows Server 2019 Standard、Datacenter Windows Server 2019 Server Core Windows Server 2022 Standard、Datacenter Windows Server 2022 Server Core
Operations Manager 管理サーバー はい イエス イエス はい
Operations Manager ゲートウェイ サーバー はい イエス イエス はい
Operations Manager Web コンソール はい はい
Operations Manager ACS コレクター はい はい
Operations Manager オペレーション コンソール はい はい
Operations Manager Operational、Data Warehouse、
ACS データベース
はい イエス イエス はい
Operations Manager レポート サーバー はい はい

Operations Manager の運用、データ ウェアハウス、ACS 監査データベース

管理サーバー/ゲートウェイ サーバー

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。
  • Windows PowerShell のバージョン:Windows PowerShell のバージョン 2.0、Windows PowerShell バージョン 3.0。
  • Windows リモート管理:管理サーバー用に Windows リモート管理を有効にする必要があります。
  • .NET Framework 4.7.2 または .NET Framework 4.8 が必要です。

Operations Manager コンソール

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。
  • Windows PowerShell のバージョン:Windows PowerShell のバージョン 2.0、Windows PowerShell バージョン 3.0。
  • .NET Framework 4.7.2 または .NET Framework 4.8 が必要です。

Web コンソール

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。

  • Silverlight 対応ダッシュボード用のクライアント Web ブラウザー: Silverlight 対応ダッシュボードとの下位互換性を確保するには、Internet Explorer 11 と Silverlight 5 が必要です。

    Note

    Operations Manager 2019 とそれ以降には、オペレーション コンソールの 64 ビット バージョンのみが含まれています。 Web コンソールは互換性ビューでの IE の実行をサポートしていません。そうしないと、コンソールにアクセスしようとすると空白のページが表示されます。

  • HTML5 Web コンソール用のクライアント Web ブラウザー:

    • Internet Explorer バージョン 11
    • Microsoft Edge バージョン 88 以降
    • Google Chrome バージョン 88 以降
    • インターネット インフォメーション サービス: IIS 7.5 以降のバージョン。IIS 管理コンソールには、次のロール サービスがインストールされている必要があります。
    • 静的コンテンツ
    • 既定のドキュメント
    • ディレクトリ参照
    • HTTP エラー
    • HTTP ログ
    • 要求監視
    • 要求のフィルタリング
    • 静的コンテンツ圧縮
    • Web サーバー (IIS) サポート
    • IIS 6 メタベース互換
    • ASP.NET (3.5 と 4.7.2 以降の両方のバージョンの ASP.NET が必要です。)
    • Windows 認証
  • Web コンソール用に選択された Web サイト: 構成済みの http または https バインドが必要です。

  • .NET Framework 4.7.2 または .NET Framework 4.8 が必要です。

Note

Web コンソールをインストールするには、ASP.NET 4.8 用に IIS 内で ISAPI および CGI の制限を有効にする必要があります。 これを有効にするには、 IIS Manager で Web サーバーを選択し、 ISAPI と CGI の制限をダブルクリックします。 ASP.NET v4.8 を選択し、Allow を選択します。

Operations Manager レポート サーバー

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。

  • Microsoft SQL Server: SQL Server の要件を参照してください。

  • リモート レジストリ サービス: 有効にして起動する必要があります。

  • Microsoft SQL Server Reporting Services: SQL Server の要件を参照してください。

    Note

    System Center 2016 – Operations Manager 以降では、ネイティブ モードでのみ SQL Server Reporting Services がサポートされます。SharePoint 統合モードを使用しないでください。

  • .NET Framework 4.7.2 または .NET Framework 4.8 が必要です。

クライアントのオペレーティング システム

Windows 10 および Windows 11 のクライアント オペレーティング システムは Operations Manager 2022 オペレーション コンソールでサポートされています。

Microsoft Monitoring Agent のオペレーティング システム

Note

Operations Manager 2022 には、エージェントの 64 ビット バージョンのみが含まれています。

  • Windows Server 2022 - Standard、Datacenter、Server Core

  • Windows Server 2019 - Standard、Datacenter、Server Core

  • Windows Server 2016 - Standard、Datacenter、Server Core

  • Windows Server 2012 R2 - Standard、Datacenter、Server Core

  • Windows Server 2012 - Standard、Datacenter、Server Core

  • Windows 10 - Enterprise、Pro

  • Windows 11 - Enterprise、Pro

  • ファイル システム: %SYSTEMDRIVE% が NTFS ファイル システムでフォーマットされている必要があります。

  • Windows PowerShell のバージョン 3.0。

  • Microsoft .NET Framework (3.5 と 4.7.2 以降の両方のバージョンの Microsoft .NET が必要です。)

    Note

    Windows PowerShell は、IntelliTrace ログのローカル 収集と、PowerShell スクリプトを使用する System Center Operations Manager 管理パックの実行に必要です。 IntelliTrace ログと .NET アプリケーションのパフォーマンス モニターのローカル コレクションには、Microsoft .NET Framework 3.5 以降が必要です。

仮想化

Microsoft は、このドキュメントに記載された最小要件を満たす任意の物理または仮想環境での System Center 2022 – Operations Manager のすべてのサーバー機能の実行をサポートします。 Operations Manager に適用できる仮想化機能には、いくつかの制限があります。 具体的には、Microsoft では、Operations Manager で使用されている仮想化テクノロジに関係なく、次の仮想化機能の使用をサポートしていません。

  • Operations Manager コンポーネントを実行している仮想コンピューターでは、仮想コンピューター上のすべてのアクティビティが仮想ハード ドライブにすぐにコミットされない機能を使用することはできません。 これには、特定の時点のスナップショットの使用や、一時的な仮想ハード ドライブへの変更の書き込みが含まれます。
  • Operations Manager コンポーネントを実行している仮想コンピューターを一時停止したり、"保存状態" 状態にしたり、再起動したりすることはできません。 シャットダウンと再起動は、物理コンピューターの場合と同様に行う必要があります。

System Center 2016 - Operations Manager 以降は、物理コンピューター システムと同様に、Microsoft Azure の仮想マシン上で実行されます。 Microsoft Azure 仮想マシンで Operations Manager を実行して、Azure でホストされている他の仮想マシンまたはリソースを監視するか、オンプレミスでホストされているインスタンスとワークロードを監視することをお勧めします。 オンプレミスで Operations Manager を実行し、Azure 内の Microsoft Azure 仮想マシンまたはその他のリソースを監視することもできます。

  • Operations Manager コンポーネントを実行している仮想コンピューターは、 Azure Site Recovery を使用して、別の仮想化環境にレプリケートできます。 ここで参照される仮想化環境はオンプレミスでも Azure でもかまいません。障害が発生した場合は、この環境にフェールオーバーされます。
  • パフォーマンス上の理由から、Operations Manager データベースを仮想化 SQL Server でホストする場合は、オペレーション データベースとデータ ウェアハウス データベースを、仮想ハード ディスクではなく直接接続された物理ハード ドライブに格納することをお勧めします。

サポートされている共存

次の表は、Operations Manager 2022 と以前のバージョンの Operations Manager の共存シナリオをまとめたものです。

バージョン 管理グループの共存
Operations Manager 2019 の最新の更新プログラムへのロールアップ はい

一括アップグレード

System Center 2022 - Operations Manager は、次のバージョンからの一括アップグレードに対応しています。

  • System Center 2019

Active Directory と DNS

Operations Manager は、認証、権限の割り当て、承認のために Active Directory と統合されます。 DNS は、管理グループ内のサポート ロール、コンピューター、ネットワーク デバイス、および Web URL などの監視対象のワークロードの名前解決に使用されます。

[Active Directory ドメイン サービス]

System Center Operations Manager は、セキュリティ原則の定義、権限の割り当て、認証、承認など、多くのサービスに対して AD DS に依存しています。 Operations Manager は、コンピューターとサービスの検出を実行するときに AD DS にクエリを実行し、エージェント構成情報の格納と配布に AD DS を使用できます。 Operations Manager が正常に機能するためには、AD DS とそのサポート サービス DNS が正常であり、特定の最小構成レベルである必要があります。 また、ドメインの所定の名前付け規則に従う必要があります。

ドメイン領域の名前付け

Operations Manager 管理グループを、フラット DNS 名前空間を持つルート Active Directory ドメインにインストールすることはできません。 ただし、ルート ドメインの子ドメインにはインストールできます。 たとえば、"Woodgrove" という DNS 名を持つルート ドメインがあるとします。 このルート ドメインにはフラットな DNS 名前空間があるため、Operations Manager 管理グループを Woodgrove ドメインにインストールすることはできません。 「Woodgrove」ドメインに「National」という DNS 名の子ドメインがある場合は、子ドメインの完全修飾ドメイン名が「woodgrove.national」になります。 単一ラベル DNS 名が付いたドメイン用の Windows の構成の詳細については、「 単一ラベル DNS 名を使用して Active Directory のドメインを構成する」を参照してください。

ドメインの機能レベル

Windows Server Active Directory は異なる機能レベルで動作できます。 これらのレベルは、ドメインに存在するドメイン コントローラーで許可されている Windows Server オペレーティング システムのバージョンによって識別されます。 System Center Operations Manager には、ドメイン機能レベルの要件はありません。

フォレストの機能レベル

フォレスト機能レベルは、フォレスト全体において最低限のドメイン コントローラー オペレーティング システムのレベルを設定するという点において、ドメインの機能レベルと同様です。 設定後、下位レベルのオペレーティング システムを持つドメイン コントローラーを下位の機能レベルからフォレストに導入することはできません。 Operations Manager には、フォレストの機能レベルの要件はありません。

DNS

AD DS をサポートするために、DNS をインストールし正常な状態に保つ必要があります。 AD DS での Operations Manager の依存以外に、特定の DNS 要件はありません。

次のセクションでは、System Center 2019 - Operations Manager の一般的なパフォーマンスとスケーラビリティに関するガイダンスについて説明します。 これらのセクションでは、さまざまなワークロードのハードウェア構成に関する推奨事項も示します。 System Center Operations Manager は柔軟性と拡張性を備えて構築されているため、特定のシナリオのハードウェア要件は、ここで説明するガイドラインとは異なる場合があります。 各 Operations Manager コンポーネントのパフォーマンスに影響を与える要因については、計画ガイドの他のセクションで詳しく説明し、特定の要件に適応できるようにします。

Operations Manager の容量制限

この情報は、管理グループをサポートするさまざまな Operations Manager コンポーネントのパフォーマンスとスケーラビリティの特性を理解するのに役立ちます。

監視対象アイテム 推奨される制限
同時オペレーション コンソール 50
管理サーバーに報告する、エージェントで監視されているコンピューター 3,000
ゲートウェイ サーバーに報告する、エージェントで監視されているコンピューター 2,000
エージェントレスの例外監視 (AEM) コンピューター (専用管理サーバー 1 台あたり) 25,000
エージェントレスの例外監視 (AEM) コンピューター (1 管理グループあたり) 100,000
集合的にクライアントによって監視されたコンピューター (1 管理サーバーあたり) 2,500
管理サーバー (マルチホームの 1 エージェントあたり) 4
エージェントレスで管理されているコンピューター (管理サーバー 1 台あたり) 10
エージェントレスで管理されているコンピューター (1 管理グループあたり) 60
エージェントに管理されたコンピューターおよび UNIX または Linux コンピューター (1 管理グループあたり) 6,000 (50 の開いたコンソール)、15,000 (25 の開いたコンソール)
UNIX または Linux コンピューター (1 専用管理サーバーあたり) 1,000
1 専用ゲートウェイ サーバーあたりで監視される UNIX または Linux コンピューター 200
3 台以上の管理サーバーで構成されるリソース プールで管理されているネットワーク デバイス 1,000
2 つのリソース プールで管理されているネットワーク デバイス 2,000
アプリケーション パフォーマンス監視 (APM) のエージェント 700
アプリケーション パフォーマンス監視 (APM) のアプリケーション 400
1 専用管理サーバーあたりで監視される URL 3,000
1 専用管理グループあたりで監視される URL 12,000
1 エージェントあたりで監視される URL 50

アップグレードシーケンス

1 つ以上の System Center コンポーネントと統合された System Center 2016/1801/1807 - Operations Manager のインストールをアップグレードする場合は、次の順序でアップグレードすることが重要です。

  1. Orchestrator - Operations Manager 管理グループに対して自動化を実行する Runbook をサポートするために Operations Manager 統合パックがインストールされている場合。
  2. Service Manager - Operations Manager から検出および監視されたオブジェクトのアラートおよび構成項目データをインポートするようにコネクタを構成した場合。
  3. Data Protection Manager - DPM 環境を一元的に管理するように中央コンソールを構成している場合。
  4. Operations Manager
  5. Virtual Machine Manager - VMM コンポーネント、仮想マシン、および仮想マシン ホストの正常性を監視するように Operations Manager との統合を構成している場合。

ハードウェア要件

この情報を使用して、プロセッサ、メモリ、ディスク領域の最小ハードウェア要件を考慮して、ハードウェア環境で System Center 2019 - Operations Manager のインストールまたはアップグレードをサポートする準備ができているかどうかを評価します。 1 つまたは複数のコンポーネントを展開する場合は、ここでの情報を使用する必要があります。また、新しい Operations Manager の展開に必要なインフラストラクチャの量の計画に役立つ具体的な情報については、「 Operations Manager サイズ設定ヘルパーを参照してください。

Note

Operations Manager 2012 のサイズ設定ヘルパーは、Operations Manager の 2016 以降のリリースを反映するように更新されていませんが、指定された情報は、設計要件を見積もるのに役立ちます。 ただし、「 Unix または Linux 監視 」セクションで説明されているように、管理サーバーとゲートウェイ サーバーあたりの UNIX/Linux コンピューターの数は正しくありません。 サーバーあたりの UNIX/Linux コンピューターの数が増え、この記事の前半の監視対象項目の容量テーブルに示されています。

Operations Manager サーバーの役割 x64 プロセッサ (分) メモリ (最小) ディスク領域 (最小)
管理サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB
最大 2,000 個のエージェントを管理するゲートウェイ サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB
最大 500 台のネットワーク デバイスを管理するリソース プール内のゲートウェイ サーバー 8 コア 2.66 GHz CPU 32 GB 10 GB
最大 100 台の UNIX/Linux コンピューターを管理するリソース プール内のゲートウェイ サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 4 GB RAM 10 GB
Web コンソール サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB
SQL Server Reporting Services サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB

Operations Manager コンポーネントのソフトウェア要件

サーバー オペレーティング システム

次のバージョンの Windows Server オペレーティング システムは、次の Operations Manager コンポーネントでサポートされています。

コンポーネント Windows Server 2016 Standard、Datacenter Windows 2016 Server Core Windows Server 2019 Standard、Datacenter Windows Server 2019 Server Core
Operations Manager 管理サーバー はい はい はい はい
Operations Manager ゲートウェイ サーバー はい はい はい はい
Operations Manager Web コンソール はい はい
Operations Manager ACS コレクター はい はい
Operations Manager オペレーション コンソール はい はい
Operations Manager Operational、Data Warehouse、
ACS データベース
はい はい はい はい
Operations Manager レポート サーバー はい はい

Operations Manager の運用、データ ウェアハウス、ACS 監査データベース

管理サーバー/ゲートウェイ サーバー

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。
  • Windows PowerShell のバージョン:Windows PowerShell のバージョン 2.0、Windows PowerShell バージョン 3.0。
  • Windows リモート管理:管理サーバー用に Windows リモート管理を有効にする必要があります。
  • .NET Framework 4 または .NET Framework 4.5 が必要です。 .NET Framework 4.7 または 4.8 もサポートされています。

Operations Manager コンソール

Note

レポート ビューアーは、SQL Server 2014 の Microsoft CLR の種類に依存しています。 SQL Server System CLR Types パッケージには、SQL Server 2014 のジオメトリ、geography、および階層 ID 型を実装するコンポーネントが含まれています。 このコンポーネントはサーバーから個別にインストールできるため、クライアント アプリケーションでは、これらの型をサーバーの外部で使用できます。

  • .NET Framework 4 または .NET Framework 4.5 が必要です。.NET Framework 4.7 と 4.8 もサポートされています。

Web コンソール

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。

  • Silverlight 対応ダッシュボード用のクライアント Web ブラウザー: Silverlight 対応ダッシュボードとの下位互換性を確保するには、Internet Explorer 11 と Silverlight 5 が必要です。

    Note

    Operations Manager 2019 には、オペレーション コンソールの 64 ビット バージョンのみが含まれています。 Web コンソールでは、互換性ビューでの IE の実行はサポートされていません。それ以外の場合は、コンソールにアクセスしようとしたときに空白のページが表示されます。

  • HTML5 Web コンソール用のクライアント Web ブラウザー:

    • Internet Explorer バージョン 11
    • Microsoft Edge バージョン 40 以降
    • Google Chrome バージョン 67 以降
    • インターネット インフォメーション サービス: IIS 7.5 以降のバージョン。IIS 管理コンソールには、次のロール サービスがインストールされている必要があります。
    • 静的コンテンツ
    • 既定のドキュメント
    • ディレクトリ参照
    • HTTP エラー
    • HTTP ログ
    • 要求監視
    • 要求のフィルタリング
    • 静的コンテンツ圧縮
    • Web サーバー (IIS) サポート
    • IIS 6 メタベース互換
    • ASP.NET (3.5 および 4.5 以降のバージョンの ASP.NET が必要です)。
    • Windows 認証
  • Web コンソール用に選択された Web サイト: 構成済みの http または https バインドが必要です。

  • .NET Framework 4 または .NET Framework 4.5 が必要です。.NET Framework 4.7 と 4.8 もサポートされています。

Note

Web コンソールをインストールするには、IIS で ISAPI と CGI の制限 が ASP.NET 4 に対して有効になっている必要があります。 これを有効にするには、 IIS Manager で Web サーバーを選択し、 ISAPI と CGI の制限をダブルクリックします。 ASP.NET v4.0.30319 を選択し、Allow を選択します。

Operations Manager レポート サーバー

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。

  • Microsoft SQL Server: SQL Server の要件を参照してください。

  • リモート レジストリ サービス: 有効にして起動する必要があります。

  • Microsoft SQL Server Reporting Services: SQL Server の要件を参照してください。

    Note

    System Center 2016 – Operations Manager 以降では、ネイティブ モードでのみ SQL Server Reporting Services がサポートされます。SharePoint 統合モードを使用しないでください。

  • .NET Framework 4 または .NET Framework 4.5 が必要です。.NET Framework 4.7 と 4.8 もサポートされています。

クライアントのオペレーティング システム

Windows 10 および Windows 11 のクライアント オペレーティング システムは Operations Manager 2019 オペレーション コンソールでサポートされています。

Microsoft Monitoring Agent のオペレーティング システム

Note

Operations Manager 2019 には、エージェントの 64 ビット バージョンのみが含まれます。

  • Windows Server 2022 - Standard、Datacenter、Server Core

  • Windows Server 2019 - Standard、Datacenter、Server Core

  • Windows Server 2016 - Standard、Datacenter、Server Core

  • Windows Server 2012 R2 - Standard、Datacenter、Server Core

  • Windows Server 2012 – Standard、Datacenter、Server Core

  • Windows 10 - Enterprise、Pro

  • Windows 11 は UR4 よりサポート対象

  • ファイル システム: %SYSTEMDRIVE% が NTFS ファイル システムでフォーマットされている必要があります。

  • Windows PowerShell のバージョン:Windows PowerShell のバージョン 2.0、Windows PowerShell バージョン 3.0。

  • Microsoft .NET Framework 3.5 以降。

    Note

    Windows PowerShell は、IntelliTrace ログのローカル 収集と、PowerShell スクリプトを使用する System Center Operations Manager 管理パックの実行に必要です。 IntelliTrace ログと .NET アプリケーションのパフォーマンス モニターのローカル コレクションには、Microsoft .NET Framework 3.5 以降が必要です。

仮想化

Microsoft では、このドキュメントに記載された最小要件を満たす任意の物理環境または仮想環境での System Center 2019 – Operations Manager のすべてのサーバー機能の実行をサポートします。 Operations Manager に適用できる仮想化機能には、いくつかの制限があります。 具体的には、Microsoft では、Operations Manager で使用されている仮想化テクノロジに関係なく、次の仮想化機能の使用をサポートしていません。

  • Operations Manager コンポーネントを実行している仮想コンピューターでは、仮想コンピューター上のすべてのアクティビティが仮想ハード ドライブにすぐにコミットされない機能を使用することはできません。 これには、特定の時点のスナップショットの使用や、一時的な仮想ハード ドライブへの変更の書き込みが含まれます。
  • Operations Manager コンポーネントを実行している仮想コンピューターを一時停止したり、"保存状態" 状態にしたり、再起動したりすることはできません。 シャットダウンと再起動は、物理コンピューターの場合と同様に行う必要があります。

System Center 2016 - Operations Manager 以降は、物理コンピューター システムと同様に、Microsoft Azure の仮想マシン上で実行されます。 Microsoft Azure 仮想マシンで Operations Manager を実行して、Azure でホストされている他の仮想マシンまたはリソースを監視するか、オンプレミスでホストされているインスタンスとワークロードを監視することをお勧めします。 オンプレミスで Operations Manager を実行し、Azure 内の Microsoft Azure 仮想マシンまたはその他のリソースを監視することもできます。

  • Operations Manager コンポーネントを実行している仮想コンピューターは、 Azure Site Recovery を使用して、別の仮想化環境にレプリケートできます。 ここで参照される仮想化環境はオンプレミスでも Azure でもかまいません。障害が発生した場合は、この環境にフェールオーバーされます。
  • パフォーマンス上の理由から、Operations Manager データベースを仮想化 SQL Server でホストする場合は、オペレーション データベースとデータ ウェアハウス データベースを、仮想ハード ディスクではなく直接接続された物理ハード ドライブに格納することをお勧めします。

サポートされている共存

次の表に、Operations Manager 2019 と以前のバージョンの Operations Manager の共存がサポートされているシナリオを示します。

バージョン 管理グループの共存
Operations Manager 2016 RTM から最新の更新プログラムロールアップ はい
Operations Manager 1801 はい
Operations Manager 1807 はい

一括アップグレード

System Center 2019 - Operations Manager では、次のバージョンからのインプレース アップグレードがサポートされています。

  • System Center 2016
  • System Center 1801
  • System Center 1807

Active Directory と DNS

Operations Manager は、認証、権限の割り当て、承認のために Active Directory と統合されます。 DNS は、管理グループとコンピューター、ネットワーク デバイス、およびその他の監視対象ワークロード (Web URL など) のサポート ロールの名前解決に使用されます。

[Active Directory ドメイン サービス]

System Center Operations Manager は、セキュリティ原則の定義、権限の割り当て、認証、承認など、多くのサービスに対して AD DS に依存しています。 Operations Manager は、コンピューターとサービスの検出を実行するときに AD DS にクエリを実行し、エージェント構成情報の格納と配布に AD DS を使用できます。 Operations Manager が正常に機能するためには、AD DS とそのサポート サービス DNS が正常であり、特定の最小構成レベルである必要があります。 また、ドメインの所定の名前付け規則に従う必要があります。

ドメイン領域の名前付け

Operations Manager 管理グループを、フラット DNS 名前空間を持つルート Active Directory ドメインにインストールすることはできません。 ただし、ルート ドメインの子ドメインにはインストールできます。 たとえば、DNS 名が Woodgrove のルート ドメインがあるとします。 このルート ドメインにはフラットな DNS 名前空間があるため、Operations Manager 管理グループを Woodgrove ドメインにインストールすることはできません。 ただし、Woodgrove ドメインに DNS 名が National の子ドメインがある場合、子ドメインの完全修飾ドメイン名は national.woodgrove になります。 単一ラベル DNS 名が付いたドメイン用の Windows の構成の詳細については、「 単一ラベル DNS 名を使用して Active Directory のドメインを構成する」を参照してください。

ドメインの機能レベル

Windows Server Active Directory は異なる機能レベルで動作できます。 これらのレベルは、ドメインに存在するドメイン コントローラーで許可されている Windows Server オペレーティング システムのバージョンによって区別されます。 System Center Operations Manager には、ドメイン機能レベルの要件はありません。

フォレストの機能レベル

フォレスト機能レベルは、フォレスト全体において最低限のドメイン コントローラー オペレーティング システムのレベルを設定するという点において、ドメインの機能レベルと同様です。 設定後、下位レベルのオペレーティング システムを持つドメイン コントローラーを下位の機能レベルからフォレストに導入することはできません。 Operations Manager には、フォレストの機能レベルの要件はありません。

DNS

AD DS をサポートするために、DNS をインストールし正常な状態に保つ必要があります。 AD DS での Operations Manager の依存以外に、特定の DNS 要件はありません。

この記事では、System Center 2016 - Operations Manager の一般的なパフォーマンスとスケーラビリティに関するガイダンスについて説明します。 さまざまなワークロードのハードウェア構成をお勧めします。 System Center Operations Manager は柔軟性と拡張性を備えて構築されているため、特定のシナリオのハードウェア要件は、ここで説明するガイドラインとは異なる場合があります。 各 Operations Manager コンポーネントのパフォーマンスに影響を与える要因については、計画ガイドの他のセクションで詳しく説明し、特定の要件に適応できるようにします。

Operations Manager の容量制限

次の情報は、管理グループをサポートするさまざまな Operations Manager コンポーネントのパフォーマンスとスケーラビリティの特性を理解するのに役立ちます。

監視対象アイテム 推奨される制限
同時オペレーション コンソール 50
管理サーバーに報告する、エージェントで監視されているコンピューター 3,000
ゲートウェイ サーバーに報告する、エージェントで監視されているコンピューター 2,000
エージェントレスの例外監視 (AEM) コンピューター (専用管理サーバー 1 台あたり) 25,000
エージェントレスの例外監視 (AEM) コンピューター (1 管理グループあたり) 100,000
集合的にクライアントによって監視されたコンピューター (1 管理サーバーあたり) 2,500
管理サーバー (マルチホームの 1 エージェントあたり) 4
エージェントレスで管理されているコンピューター (管理サーバー 1 台あたり) 10
エージェントレスで管理されているコンピューター (1 管理グループあたり) 60
エージェントに管理されたコンピューターおよび UNIX または Linux コンピューター (1 管理グループあたり) 6,000 (50 の開いたコンソール)、15,000 (25 の開いたコンソール)
UNIX または Linux コンピューター (1 専用管理サーバーあたり) 1,000
1 専用ゲートウェイ サーバーあたりで監視される UNIX または Linux コンピューター 200
3 台以上の管理サーバーで構成されるリソース プールで管理されているネットワーク デバイス 1,000
2 つのリソース プールで管理されているネットワーク デバイス 2,000
アプリケーション パフォーマンス監視 (APM) のエージェント 700
アプリケーション パフォーマンス監視 (APM) のアプリケーション 400
1 専用管理サーバーあたりで監視される URL 3,000
1 専用管理グループあたりで監視される URL 12,000
1 エージェントあたりで監視される URL 50

アップグレードシーケンス

1 つ以上の System Center コンポーネントと統合された System Center 2012 R2 Operations Manager または System Center 2016 - Operations Manager のインストールをアップグレードする場合は、次の順序でアップグレードすることが重要です。

  1. Orchestrator - Operations Manager 管理グループに対して自動化を実行する Runbook をサポートするために Operations Manager 統合パックがインストールされている場合。
  2. Service Manager - Operations Manager から検出および監視されたオブジェクトのアラートおよび構成項目データをインポートするようにコネクタを構成した場合。
  3. Data Protection Manager - DPM 環境を一元的に管理するように中央コンソールを構成している場合。
  4. Operations Manager
  5. Virtual Machine Manager - VMM コンポーネント、仮想マシン、および仮想マシン ホストの正常性を監視するように Operations Manager との統合を構成している場合。

ハードウェア要件

この情報を使用して、プロセッサ、RAM、ディスク領域の最小ハードウェア要件を考慮して、ハードウェア環境で System Center 2016 - Operations Manager 以降のインストールまたはアップグレードをサポートする準備ができているかどうかを評価します。 1 つまたは複数のコンポーネントをデプロイする場合でも、ここでの情報を使用する必要があります。 新しい Operations Manager の展開に必要なインフラストラクチャの量の計画に役立つ詳細な情報については、 Operations Manager 2012 サイズ変更ヘルパーを参照してください。

Note

Operations Manager 2012 のサイズ設定ヘルパーは、Operations Manager の 2016 以降のリリースを反映するように更新されていませんが、指定された情報は、設計要件を見積もるのに役立ちます。 ただし、「 Unix または Linux 監視 」セクションで説明されているように、管理サーバーとゲートウェイ サーバーあたりの UNIX/Linux コンピューターの数は正しくありません。 サーバーあたりの UNIX/Linux コンピューターの数が増え、この記事の前半の監視対象項目の容量テーブルに示されています。

Operations Manager サーバーの役割 x64 プロセッサ (分) メモリ (最小) ディスク領域 (最小)
管理サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB
最大 2,000 個のエージェントを管理するゲートウェイ サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB
最大 500 台のネットワーク デバイスを管理するリソース プール内のゲートウェイ サーバー 8 コア 2.66 GHz CPU 32 GB 10 GB
最大 100 台の UNIX/Linux コンピューターを管理するリソース プール内のゲートウェイ サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 4 GB RAM 10 GB
Web コンソール サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB
SQL Server Reporting Services サーバー 4 コア 2.66 GHz CPU 8 GB 10 GB

Operations Manager コンポーネントのソフトウェア要件

サーバー オペレーティング システム

次のバージョンの Windows Server オペレーティング システムは、次の Operations Manager コンポーネントでサポートされています。

コンポーネント Windows Server 2012 R2 Standard、Datacenter Windows Server 2016 Standard、Datacenter Windows サーバー コア 2016
Operations Manager 管理サーバー はい はい はい
Operations Manager ゲートウェイ サーバー はい はい はい
Operations Manager Web コンソール はい はい
Operations Manager ACS コレクター はい はい
Operations Manager オペレーション コンソール はい はい
Operations Manager Operational、Data Warehouse、
ACS データベース
はい はい はい
Operations Manager レポート サーバー はい はい

クライアントのオペレーティング システム

Operations Manager オペレーション コンソールでは、次のバージョンの Windows クライアント オペレーティング システムがサポートされています。

Windows 7 Windows 8 Windows 8.1 Windows 10
はい はい はい

Microsoft Monitoring Agent のオペレーティング システム

Operations Manager に接続する Microsoft Monitoring Agent では、次のバージョンの Windows オペレーティング システムがサポートされています。

Windows Server 2019、Windows Server 2019 Server Core、Windows Server 2016、Windows Server 2016 Server Core、Windows Server 2016 Nano Server、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2 Service Pack 1、Windows Server 2008 Service Pack 2、Windows 10、Windows 8 Enterprise、Windows 8 Pro、Windows Embedded POSReady 2009、Windows 7、Windows Embedded Standard 7 Service Pack 1。

Windows Server 2016、Windows Server 2016 Nano Server、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2 Service Pack 1、Windows Server 2008 Service Pack 2、Windows 10、Windows 8 Enterprise、Windows 8 Pro、Windows Embedded POSReady 2009、Windows 7、Windows Embedded Standard 7 Service Pack 1。

  • ファイル システム: %SYSTEMDRIVE% が NTFS ファイル システムでフォーマットされている必要があります。
  • Windows PowerShell のバージョン:Windows PowerShell のバージョン 2.0、Windows PowerShell バージョン 3.0。
  • Microsoft .NET Framework 3.5 以降
  • Microsoft .NET Framework 4.8 はサポートされていません。

Note

Windows PowerShell は、IntelliTrace ログのローカル 収集と、PowerShell スクリプトを使用する System Center Operations Manager 管理パックの実行に必要です。

IntelliTrace ログと .NET アプリケーションのパフォーマンス モニターのローカル コレクションには、Microsoft .NET Framework 3.5 以降が必要です。

IntelliTrace ログのローカル収集と .NET アプリケーション パフォーマンス監視には、Microsoft .NET Framework 3.5 が必要です。

Operations Manager の運用、データ ウェアハウス、ACS 監査データベース

管理サーバー/ゲートウェイ サーバー

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。
  • Windows PowerShell のバージョン:Windows PowerShell のバージョン 2.0、Windows PowerShell バージョン 3.0。
  • Windows リモート管理:管理サーバー用に Windows リモート管理を有効にする必要があります。
  • .NET Framework 4 または .NET Framework 4.5 が必要であり、.NET Framework 4.7 もサポートされています。
  • Microsoft .NET Framework 4.8 はサポートされていません。

Operations Manager コンソール

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。

  • Windows PowerShell のバージョン:Windows PowerShell のバージョン 2.0、Windows PowerShell バージョン 3.0。

  • Microsoft Report Viewer 2015 ランタイム

    Note

    レポート ビューアーは、SQL Server 2014 の Microsoft CLR の種類に依存しています。 SQL Server System CLR Types パッケージには、SQL Server 2014 のジオメトリ、geography、および階層 ID 型を実装するコンポーネントが含まれています。 このコンポーネントはサーバーから個別にインストールできるため、クライアント アプリケーションでは、これらの型をサーバーの外部で使用できます。

  • .NET Framework 4 または .NET Framework 4.5 が必要であり、.NET Framework 4.7 もサポートされています。

  • Microsoft .NET Framework 4.8 はサポートされていません。

Web コンソール

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。

  • Silverlight 対応のダッシュボード用クライアント Web ブラウザー: Silverlight 対応のダッシュボードとの下位互換性のために、Internet Explorer 11 と Silverlight 5 が必要です。

    Note

    Web コンソールでは、互換性ビューでの IE の実行はサポートされていません。 互換性ビューをオフにしてください。それ以外の場合は、コンソールにアクセスしようとすると空白のページが表示されます。

  • HTML5 Web コンソール用のクライアント Web ブラウザー:

    • Internet Explorer バージョン 11
    • Microsoft Edge バージョン 40 以降
    • Google Chrome バージョン 61 以降
    • Firefox バージョン 56 以降
  • インターネット インフォメーション サービス: IIS 7.5 以降のバージョン。IIS 管理コンソールには、次のロール サービスがインストールされている必要があります。

    • 静的コンテンツ
    • 既定のドキュメント
    • ディレクトリ参照
    • HTTP エラー
    • HTTP ログ
    • 要求監視
    • 要求のフィルタリング
    • 静的コンテンツ圧縮
    • Web サーバー (IIS) サポート
    • IIS 6 メタベース互換
    • ASP.NET (3.5 および 4.5 以降のバージョンの ASP.NET が必要です)。
    • Windows 認証
  • Web コンソール用に選択された Web サイト: 構成済みの http または https バインドが必要です。

  • System Center 2012 R2 Operations Manager SharePoint ダッシュボード ビューアー Web パーツは、SharePoint 2010 および SharePoint 2013 でサポートされています。 ただし、Microsoft 365 の SharePoint ではサポートされていません。

  • .NET Framework 4 または .NET Framework 4.5 が必要であり、.NET Framework 4.7 もサポートされています。

  • Microsoft .NET Framework 4.8 はサポートされていません。

Note

Web コンソールをインストールするには、IIS で ISAPI と CGI の制限 が ASP.NET 4 に対して有効になっている必要があります。 これを有効にするには、 IIS Manager で Web サーバーを選択し、 ISAPI と CGI の制限をダブルクリックします。 ASP.NET v4.0.30319 を選択し、Allow を選択します。

Operations Manager レポート サーバー

  • オペレーティング システム: Server オペレーティング システムの要件を参照してください。

  • Microsoft SQL Server: SQL Server の要件を参照してください。

  • リモート レジストリ サービス: 有効にして起動する必要があります。

  • Microsoft SQL Server Reporting Services: SQL Server の要件を参照してください。

    Note

    System Center 2016 – Operations Manager 以降では、ネイティブ モードでのみ SQL Server Reporting Services がサポートされます。SharePoint 統合モードを使用しないでください。

  • NET Framework 4 または .NET Framework 4.5 が必要であり、.NET Framework 4.7 もサポートされています。

  • Microsoft .NET Framework 4.8 はサポートされていません。

仮想化

System Center 2016 – Operations Manager 以降のすべてのサーバー機能は、このドキュメントに記載されている最小要件を満たす物理環境または仮想環境のどちらでも実行できます。 Operations Manager に適用できる仮想化機能には、いくつかの制限があります。 具体的には、Microsoft では、Operations Manager で使用されている仮想化テクノロジに関係なく、次の仮想化機能の使用をサポートしていません。

  • Operations Manager コンポーネントを実行している仮想コンピューターでは、仮想コンピューター上のすべてのアクティビティが仮想ハード ドライブにすぐにコミットされない機能を使用することはできません。 これには、特定の時点のスナップショットの使用や、一時的な仮想ハード ドライブへの変更の書き込みが含まれます。
  • Operations Manager コンポーネントを実行している仮想コンピューターを一時停止したり、"保存状態" 状態にしたり、再起動したりすることはできません。 シャットダウンと再起動は、物理コンピューターの場合と同じように実行できます。

System Center 2016 - Operations Manager 以降は、物理コンピューター システムの場合と同様に、Microsoft Azure の仮想マシン上で実行されます。 Microsoft Azure 仮想マシンで Operations Manager を実行して、Azure でホストされている他の仮想マシンまたはリソースを監視するか、オンプレミスでホストされているインスタンスとワークロードを監視することをお勧めします。 オンプレミスで Operations Manager を実行し、Azure 内の Microsoft Azure 仮想マシンまたはその他のリソースを監視することもできます。

  • Operations Manager コンポーネントを実行している仮想コンピューターは、 Azure Site Recovery を使用して、別の仮想化環境にレプリケートできます。 ここで参照される仮想化環境はオンプレミスでも Azure でもかまいません。障害が発生した場合は、この環境にフェールオーバーされます。
  • パフォーマンス上の理由から Operations Manager データベースを仮想化 SQL Server でホストする場合は、オペレーション データベースとデータ ウェアハウス データベースを、仮想ハード ディスクではなく直接接続された物理ハード ドライブに格納することをお勧めします。

サポートされている共存

次の表に、Operations Manager 2016 と以前のバージョンの Operations Manager の共存がサポートされているシナリオを示します。

バージョン 管理グループの共存
Operations Manager 2012 R2 はい

次の表に、Operations Manager 1801 と以前のバージョンの Operations Manager の共存がサポートされているシナリオを示します。

バージョン 管理グループの共存
Operations Manager 2016 RTM から最新の更新プログラムロールアップ はい
Operations Manager 2012 R2 から最新の更新プログラムロールアップ はい

一括アップグレード

System Center 2016 - Operations Manager では、次のバージョンからのインプレース アップグレードがサポートされています。

  • System Center 2016 Technical Preview 5 - Operations Manager
  • System Center 2012 R2 Operations Manager と更新プログラムロールアップ 9

System Center Operations Manager では、次のバージョンからのインプレース アップグレードがサポートされています。

  • System Center 2012 R2 UR12 から最新の更新プログラムロールアップ
  • System Center 2016 RTM から最新の更新プログラムのロールアップ

Active Directory と DNS

Operations Manager は、認証、権限の割り当て、承認のために Active Directory と統合されます。 DNS は、管理グループとコンピューター、ネットワーク デバイス、およびその他の監視対象ワークロード (Web URL など) のサポート ロールの名前解決に使用されます。

[Active Directory ドメイン サービス]

System Center Operations Manager は、セキュリティ原則の定義、権限の割り当て、認証、承認など、多くのサービスに対して AD DS に依存しています。 Operations Manager は、コンピューターとサービスの検出を実行するときに AD DS にクエリを実行し、エージェント構成情報の格納と配布に AD DS を使用できます。 Operations Manager が正常に機能するためには、AD DS とそのサポート サービス DNS が正常であり、特定の最小構成レベルである必要があります。 また、ドメインの所定の名前付け規則に従う必要があります。

ドメイン領域の名前付け

Operations Manager 管理グループを、フラット DNS 名前空間を持つルート Active Directory ドメインにインストールすることはできません。 ただし、ルート ドメインの子ドメインにはインストールできます。 たとえば、"Woodgrove" という DNS 名を持つルート ドメインがあるとします。 このルート ドメインにはフラットな DNS 名前空間があるため、Operations Manager 管理グループを Woodgrove ドメインにインストールすることはできません。 ただし、Woodgrove ドメインに "National" という DNS 名の子ドメインがある場合、子ドメインの完全修飾ドメイン名は national.woodgrove になります。 単一ラベル DNS 名が付いたドメイン用の Windows の構成の詳細については、「 単一ラベル DNS 名を使用して Active Directory のドメインを構成する」を参照してください。

ドメインの機能レベル

Windows Server Active Directory は異なる機能レベルで動作できます。 これらのレベルは、ドメインに存在するドメイン コントローラーで許可されている Windows Server オペレーティング システムのバージョンによって識別されます。 System Center Operations Manager には、ドメイン機能レベルの要件はありません。

フォレストの機能レベル

フォレスト機能レベルは、フォレスト全体において最低限のドメイン コントローラー オペレーティング システムのレベルを設定するという点において、ドメインの機能レベルと同様です。 設定後、下位レベルのオペレーティング システムを持つドメイン コントローラーを下位の機能レベルからフォレストに導入することはできません。 Operations Manager には、フォレストの機能レベルの要件はありません。

DNS

AD DS をサポートするために、DNS をインストールし正常な状態に保つ必要があります。 AD DS での Operations Manager の依存以外に、特定の DNS 要件はありません。

次のステップ

インストールの計画