データ ドリブンアラート管理
System Center - Operations Manager によって監視されるインフラストラクチャ サービスとアプリケーションに対して検出およびアラートが発生した問題の精度の向上に向けて、管理パックとそのワークフローを強調表示するチューニング管理パック機能を使用すると、大量のアラートが生成されます。
これで、レポートを実行したり、カスタム スクリプトを使用してこのデータを公開したりするのではなく、コンソールを介して環境内で生成されるアラートをより詳細に把握できます。 大量のアラートを生成している管理パックのモニターとルールの場合は、ルールまたはモニターの構成を直接確認したり、監視対象オブジェクトがアラート ボリュームを生成しているかどうかを確認したり、監視ビューまたは作成ビューに移動せずにオーバーライドを設定してその構成を変更したりできます。
既定では、ビューのスコープは、過去 90 日間に生成された 30 個以上のアラートを表示するように設定されています。
アラートを確認して調整する
Operations Manager 管理者ロールのメンバーであるアカウントを使用してコンピューターにサインインします。
Operations コンソールで、 [管理]を選択します。
ナビゲーション ウィンドウで、管理パックの下にある Tune 管理パックを選択します。
このビューでは、指定した期間、管理グループ内の管理パックによって (アラート数によって) 生成されたアラートの全体像が表示されます。
特定の管理パックの詳細を取得するには、その特定の管理パックを選択します。これにより、[タスク] ウィンドウの [プロパティ] アクションと [アラートの調整] アクションが有効になります。
選択した管理パックのプロパティを確認するには、[タスク] ウィンドウで Properties を選択します。 指定した管理パックの [ 管理パックの全般プロパティ ダイアログが表示されます。
選択した管理パックによって生成されたアラートの追加情報を確認するには、[タスク] ウィンドウから Tune Alerts を選択します。 アラート ビュー ウィンドウが表示され、アラートの種類ごとに次のプロパティが表示されます。
a. アラート名 - アラートを生成したルールまたはモニターからのアラート表示名
b.Count - ルール/モニターによって一定期間に作成されたアラートの数
c. 重大度 - 特定された問題に基づく影響の程度を示します
d. 優先順位 - 特定された問題を解決するために応答する速度を示します
e. モニター/ルール - アラートがルールまたはモニターによって生成されたかどうかを示します
f. モニター/ルール名 - アラートを生成したモニターまたはルールの名前アラートの種類ごとに、選択したアラートの種類に応じてこのモニターの View または Edit 設定または View または Edit の設定を選択できますタスク ウィンドウのアラートの種類、ビューまたはオーバーライドソース、または Overrides アクションに応じて変更できます。
このモニターの View 設定または編集設定 または このルールの設定の表示または編集を選択すると、選択した特定のアラートの種類のプロパティ ダイアログが開きます。
特定のアラートの種類に対して複数のアラートを生成したさまざまなソースに関する詳細情報を取得する場合は、[ ビュー] または [ソースのオーバーライド] を選択。 これにより、特定のアラートを生成したさまざまなソースと、各ソースの数を表示するダイアログが開きます。 このビューでは、多くのアラートを生成しているソースを理解できます。ここから、監視対象オブジェクトまたはルールを無効にしたり、その監視対象オブジェクトの特定のパラメーターをオーバーライドしたり、そのワークフロー用に既に構成されているオーバーライドを表示したりできます。
別の対象に対してオーバーライドを構成する必要がある場合は、[オーバーライド] を選択して、構成変更の適用対象をクラスのすべてのオブジェクト、グループ、別のクラスのオブジェクト、クラスの特定のオブジェクト、または別のクラスのオブジェクトに設定できます。 オーバーライド機能と、モニター/ルールの View または編集設定 は、コンソールでオーバーライドを適用できる他のメソッドと動作が一貫しています。
アラート レベル情報とソース レベル情報を使用すると、環境内で生成されるアラートに関するより多くの分析情報が提供されます。また、Operations Manager でアラートの量を評価するために使用できるその他の方法を使用して、監視とアラートの精度を向上させるためにさらに変更を加える必要がある場所を決定できます。
ビューの設定を変更する
次の手順では、[管理パックの調整] ビューでフィルター処理するアラートの頻度と最小数を構成する方法について説明します。
Operations Manager 管理者ロールのメンバーであるアカウントを使用してコンピューターにサインインします。
Operations コンソールで、 [管理]を選択します。
ナビゲーション ウィンドウで、管理パックの下にある Tune 管理パックを選択します。
Actions ペインで、[調整する管理パック選択。
[チューニングする管理パックの 識別 ] ダイアログで、次の操作を行います。
a. 日付と時刻の範囲を指定するには、 Display アラートの from フィールドと To フィールドに手動で入力するか、日付と時刻コントロールを使用して日付範囲を変更します。
b. 管理パック内のワークフローによって生成されるアラートの最小数を指定します。そのためには、数値を指定または入力します。[チューニングする管理パックの 識別 ] ダイアログで、 OK を選択して変更を保存します。
次のステップ
オーバーライドを格納するカスタム書き込み可能な管理パックを作成する方法については、「 オーバーライド用管理パックを作成する方法を参照してください。
管理グループに展開された管理パックのライフサイクルを管理する方法については、「 管理パックのライフサイクルを参照してください。
Operations Manager レポート ライブラリを確認し管理グループの運用データと構成情報を調べるのに役立つレポートを理解し、「 Operations Manager でレポートを作成する方法運用上のニーズに合わせてレポートを作成する方法」を参照してください。