ハートビート アラートを解決する
システムが応答していることを確認するために、ヘルス サービスは管理サーバーにハートビートを送信します。 指定した数のハートビートの受信に失敗すると、System Center - Operations Manager にアラートが表示されます。
このセクションでは、例としてヘルス サービスのハートビート エラーを調査する方法について説明します。 アラートにはそれぞれ、異なる原因および解決策があります。
これらの手順を実行する場合は、テスト システムで Microsoft Monitoring Agent サービスを無効にすることで、このアラートを発生させることができます。
テスト用にヘルス サービスハートビート エラー アラートを発生するには
エージェントがインストールされているコンピューターで、コントロール パネルを開きます。
[管理ツール] をダブルクリックします。
[サービス] をダブルクリックします。
Microsoft Monitoring Agent サービスを右クリックし、Stop を選択します。
Note
この同じ手順を使用し、テストが完了したら、手順 4 で Start を選択します。
エージェントのハートビートの問題を調査する
[監視] ワークスペースにアクティブなアラートが表示されます。 アラートを確認することで、調査のための情報とツールが得られます。
アクティブなアラートを調査する
オペレーション コンソールを起動します。
Monitoring を選択します。
アクティブなアラートを選択して、ヘルス サービスハートビート アラートを表示します。
Note
ハートビートの間隔および不足数によっては、アラートが表示されるまでに数分かかることがあります。
アラートを選択して強調表示し、 Alert Details 領域の情報を読み取ります。 [アラートの詳細] 領域には、原因および解決策の説明とナレッジを含むアラートに関する情報が表示されます。
エージェントのハートビートに関する問題のトラブルシューティング
[タスク] ウィンドウのタスクを使用して、アラートの原因を診断します。 アラートにはそれぞれ、異なるタスクがあります。 ヘルス サービスのハートビート エラーのアラートに対しては、タスクがシステムに ping を実行し、サービスの確認または再開を行います。
トラブルシューティングでアクション タスクを使用する
Tasks ペインの ヘルス サービス Watcher タスクで、コンピューターのを選択。 タスクによってダイアログが開き、進行状況が表示されます。
Note
ping に失敗した場合は、標準的なネットワーク トラブルシューティングを使用して接続の問題を見つけ出します。 システムがオンになっていることを確認します。
閉じる を選択して、ダイアログ ボックスを閉じます。
[ウォッチャー タスクヘルス サービスで、Computer Management を選択します。 ターゲット システムの Computer Management ダイアログが開きます。
サービスとアプリケーションを選択して展開します。
Services を選択してサービスを表示します。
Microsoft Monitoring Agent サービスを右クリックし、Start を選択します。
Note
エージェントとの接続が復元されると、アラートは自動的に解決され、コンピューターの状態は正常に戻ります。
これらの手順では、この記事で作成したテスト エラーを修正し、ヘルス サービスハートビート エラーの原因として考えられる多くの原因に対処します。 これらの手順で実際のエラーが解決されない場合は、標準的なトラブルシューティング手法を使用して問題の原因を特定します。 たとえば、[アクティブなアラート] に表示されるアラートには、そのアラートがいつ生成されたものであるかが表示されます。 その時に起こったイベントを確認し、問題の原因となり得るものを探します。
アラートが急に増えることをアラート ストームといいます。 アラート ストームは、ネットワークの致命的な障害など、管理グループ内の何らかの大規模な変更の症状である可能性があります。 アラート ストームは、構成上の問題が Operations Manager に発生している徴候である可能性もあります。 新しくインポートした管理パックは、直ちに監視を開始します。 マネージド コンピューターの数が多い場合は、不測の構成上の問題のためにアラートが急増することがあります。