PsLoggedOn v1.35
作成者: Mark Russinovich
公開日: 2016 年 6 月 29 日
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はじめに
"net" コマンド ("net session") を使用するとローカル コンピューター上のリソースを使用しているユーザーを特定できますが、リモート コンピューターのリソースを使用しているユーザーを特定する組み込みの機能はありません。 さらに、NT には、ローカルでもリモートでも、コンピューターにログオンしているユーザーを確認するためのツールは付属していません。 PsLoggedOn は、ローカルにログオンしたユーザーと、ローカルまたはリモート コンピューターのリソースを介してログオンしたユーザーの両方を表示するアプレットです。 コンピューターの代わりにユーザー名を指定した場合、PsLoggedOn はネットワーク近隣のコンピューターを検索し、そのユーザーが現在ログオンしているかどうかを示します。
PsLoggedOn のローカル ログオン ユーザーの定義は、プロファイルがレジストリに読み込まれているユーザーであるため、PsLoggedOn では、HKEY_USERS キーの下のキーをスキャンしてログオンしているユーザーを特定します。 ユーザー SID (セキュリティ ID) である名前を持つ各キーについて、PsLoggedOn は対応するユーザー名を検索して表示します。 リソース共有を介してコンピューターにログオンしているユーザーを特定するために、PsLoggedOn は NetSessionEnum API を使用します。 PsLoggedOn がリモート システムのレジストリにアクセスするためにはログオンが必要であるため、PsLoggedOn では、クエリを実行するリモート コンピューターへのリソース共有経由でのログオンとして表示されることに注意してください。
インストール
PsLoggedOn を実行可能パスにコピーし、「PsLoggedOn」と入力します。
PsLoggedOn の使用
使用法: psloggedon [- ] [-l] [-x] [\\computername | username]
パラメーター | 説明 |
---|---|
- | サポートされているオプションと、出力値に使用される測定単位を表示します。 |
-l | ローカルとネットワーク リソースの両方のログオンではなく、ローカル ログオンのみを表示します。 |
-x | ログオン時間を表示しません。 |
\\computername | ログオン情報を一覧表示するコンピューターの名前を指定します。 |
username | ユーザー名 PsLoggedOn を指定すると、そのユーザーがログオンしているコンピューターのネットワークが検索されます。 これは、ユーザー プロファイルの構成を変更しようとしているときに、特定のユーザーがログオンしていないことを確認する場合に便利です。 |
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PsTools
PsLoggedOn は、PsTools という名前のローカル システムとリモート システムの管理に役立つ Sysinternals コマンド ライン ツールのキットの一部です。
実行場所:
- クライアント: Windows Vista 以降。
- サーバー: Windows Server 2008 以降。