STPointN (geography データ型)
適用対象: 
SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance Microsoft Fabric SQL Database
geography インスタンス内の指定した地点を返します。
構文
.STPointN ( expression )
引数
式 (expression)
1 から geography インスタンス内の地点の数までの int 式です。
戻り値の型
SQL Server 戻り値の型: geography
CLR の戻り値の型: SqlGeography
Open Geospatial Consortium (OGC) の型: Point
解説
ユーザーが作成した geography インスタンスの場合、STPointN() は、最初に入力した順序で地点を並べ替えることで、expression で指定された地点を返します。
システムによって作成された geography インスタンスの場合、STPointN() は、出力する順序ですべての地点を並べ替えることで、式で指定された地点を返します。出力する順序にするには、geography インスタンス、インスタンス内のリング (必要な場合)、リング内の地点の順に並べ替えます。 この順序は決定的です。
1 未満の値を指定してこのメソッドを呼び出すと、ArgumentOutOfRangeException がスローされます。
インスタンス内の地点の数より大きい値を指定してこのメソッドを呼び出すと、メソッドは NULL を返します。
例
LineString インスタンスを作成し、STPointN() を使用して、このインスタンスの記述に含まれる 2 番目の地点を取得する例を次に示します。
DECLARE @g geography;
SET @g = geography::STGeomFromText('LINESTRING(-122.360 47.656, -122.343 47.656)', 4326);
SELECT @g.STPointN(2).ToString();