STLength (geography データ型)
適用対象: SQL Server
Azure SQL Database
Azure SQL Managed Instance
Microsoft Fabric SQL Database
geography インスタンス、または GeometryCollection 内の複数の geography インスタンス内の要素の合計長を返します。
構文
.STLength ( )
戻り値の型
SQL Server 戻り値の型: float
CLR の戻り値の型: SqlDouble
注釈
geography インスタンスが閉じられている場合、長さはインスタンスの周囲の合計長として計算されます。多角形の長さとは、周囲の長さです。地点の長さは 0 です。 GeometryCollection の長さは、コレクションに含まれるすべての geography インスタンスの合計長として計算されます。
STLength() は、LineString が有効でも無効でも動作します。 通常、LineString が無効になるのは、線分の重複のためです。これは、不正確な GPS のトレースなどの異常によって起きる場合があります。 STLength() は、重複する線分や無効な線分を削除しません。 返される長さの値には、重複する線分や無効な線分が含まれています。 MakeValid() メソッドは、LineString から重複する線分を削除できます。
例
LineString
インスタンスを作成し、STLength()
を使用して、インスタンスの長さを取得する例を次に示します。
DECLARE @g geography;
SET @g = geography::STGeomFromText('LINESTRING(-122.360 47.656, -122.343 47.656)', 4326);
SELECT @g.STLength();