オブジェクト エクスプローラーを使用したオブジェクトの管理
適用対象: SQL Server Azure SQL データベース Azure SQL Managed Instance Azure Synapse Analytics Analytics Platform System (PDW)
SQL Server Management Studio (SSMS) のオブジェクト エクスプ ローラーを使用して、データベース、テーブル、ストアド プロシージャなどのオブジェクトを管理できます。
オブジェクト エクスプローラーでのオブジェクトの表示
オブジェクト エクスプローラーでは、情報を各フォルダーにグループ分けするためにツリー構造を使用します。 フォルダーを展開するには、正符号 (+) を選択するか、フォルダーをダブルクリックします。 フォルダーを展開すると、さらに詳細な情報が表示されます。 フォルダーまたはオブジェクトを右クリックすると、一般的なタスクを実行するためのメニューが表示されます。 オブジェクトをダブルクリックすると、最も一般的なタスクを実行するための画面が表示されます。
フォルダーを初めて展開すると、オブジェクト エクスプローラーは、サーバーをクエリして情報を取得し、ツリーに取り込みます。 ツリーに情報を取り込んでいる間も、他の機能の実行は可能です。 オブジェクト エクスプローラーがツリーに情報を取り込んでいるときに [停止] を選択すると、そのプロセスは停止します。 その後の処理 (一覧のフィルター処理など) は、フォルダー内の既に情報が取り込まれている部分だけが対象になります。フォルダー全体を対象にするには、データの取り込みを再び開始して、フォルダーを最新の状態に更新する必要があります。
多数のオブジェクトが存在する状況でリソースの節約を図るために、オブジェクト エクスプローラーのツリー内にあるフォルダーの内容の一覧が自動的に最新の状態に更新されることはありません。 フォルダー内のオブジェクトの一覧を最新の状態に更新するには、フォルダーを右クリックして [更新]を選択します。
オブジェクト エクスプローラーで表示できるオブジェクトの個数は、最大で 65,536 個です。 表示可能なオブジェクトの最大数である 65,536 個を超えると、オブジェクト エクスプローラーのツリー ビューでその他のオブジェクトをスクロールすることはできません。 オブジェクト エクスプローラーでその他のオブジェクトを表示するには、使用していないノードを閉じるか、フィルターを適用してオブジェクトの数を絞り込む必要があります。
オブジェクト エクスプローラー内のオブジェクトの一覧に対するフィルター処理
1 つのフォルダーに多数のオブジェクトが含まれていると、対象のオブジェクトを見つけるのが難しくなります。 そのような場合は、オブジェクト エクスプローラーのフィルター機能を使用して、一覧のサイズを小さく絞り込みます。 たとえば、数百個のオブジェクトが含まれている一覧から、特定のデータベース ユーザーや、作成日付が一番新しいテーブルなどを見つけるとします。 フィルター処理を行うフォルダーを選んでから、[フィルター] ボタンを選択して [フィルターの設定] ダイアログ ボックスを開きます。 名前、作成日付、スキーマに基づくフィルターを一覧に設定し、[開始番号]、[次の内容を含む]、[次の値の間]などの追加のフィルター演算子を指定できます。
複数選択
オブジェクト エクスプローラーでは、オブジェクトを 1 つずつしか選択できません。 複数の項目を選択するには、 F7 キーを押して [オブジェクト エクスプローラーの詳細]ページを開いてください。 [オブジェクト エクスプローラーの詳細] ページでは複数選択が可能です。
オブジェクト エクスプローラーからのサーバーの登録
サーバーに接続したら、将来の使用に備えてそのサーバーを簡単に登録できます。 オブジェクト エクスプローラーでサーバー名を右クリックして、[登録] を選択します。 [サーバーの登録] ダイアログ ボックスで、そのサーバーを配置するサーバー グループ ツリー内の位置を指定します。 [サーバー名] ボックスでは、サーバー名を意味のあるサーバー名に置き換えることもできます。 たとえば、 APSQL02 というサーバーを "Accounts Payable" などの意味のある名前で登録することが可能です。
オブジェクト エクスプローラーのノードでの操作の実行
オブジェクトの操作を実行するには、そのオブジェクトを表すオブジェクト エクスプローラーのノードを右クリックします。 各種オブジェクトでは、それぞれ異なる一連の右クリック操作をサポートしています。 右クリック メニューを使用して実行できる一部の操作を次に示します。
接続先のクエリ エディターを開く
オブジェクト エクスプローラーからサーバーに接続すると、オブジェクト エクスプローラーの接続設定を使用してコード エディターの新しいウィンドウを開くことができます。 コード エディターの新しいウィンドウを開くには、オブジェクト エクスプローラーでサーバー名を右クリックして [新しいクエリ]を選択します。 特定のデータベースを使用してコード エディターのウィンドウを開くには、データベース名を右クリックして [新しいクエリ]を選択します。 Analysis Services サーバーに対する新しいクエリを開くときには、DMX、MDX、XMLA のいずれかのクエリを選択できます。
PowerShell を起動する
PowerShell セッションを起動するには、オブジェクト エクスプローラー ツリーで、一部を除くいずれかのフォルダーまたはオブジェクトを右クリックし、 [PowerShell の起動] をクリックします。 これにより、 SQL Server PowerShell サポートが有効になった PowerShell セッションが起動し、パスがオブジェクト エクスプローラーで右クリックしたオブジェクトに設定されます。 これで、対話型の PowerShell 環境で PowerShell コマンドを入力できます。 詳細については、「SQL Server PowerShell」を参照してください。