Db2 と SQL Server のデータ型のマップ (Db2ToSQL)
Db2 データベースの種類は、SQL Server データベースの種類とは異なります。 SQL Server Migration Assistant (SSMA) を使用して Db2 データベース オブジェクトを SQL Server オブジェクトに変換する場合は、Db2 から SQL Server にデータ型をマップする方法を指定する必要があります。 既定のデータ型マッピングをそのまま使用することも、次のセクションに示すようにマッピングをカスタマイズすることもできます。
既定のマッピング
SSMA には、データ型マッピングの既定のセットがあります。 既定のマッピングの一覧については、「プロジェクト設定 (型マッピング)」を参照してください。
型マッピングの継承
プロジェクト レベル、オブジェクト カテゴリ レベル (すべてのストアド プロシージャなど)、またはオブジェクト レベルで型マッピングをカスタマイズできます。 設定は、下位レベルでオーバーライドされない限り、上位レベルから継承されます。 たとえば、プロジェクト レベルで smallmoney を money にマップする場合、オブジェクトまたはカテゴリ レベルでマッピングをカスタマイズしない限り、プロジェクト内のすべてのオブジェクトがこのマッピングを使用します。
SSMA で [Type Mapping] (型マッピング) タブを表示すると、継承される型マッピングを表示するように背景が色分けされます。 型マッピングの背景は、継承された型マッピングでは黄色で、現在のレベルで指定されているマッピングの場合は白です。
データ型マッピングをカスタマイズする
次の手順では、プロジェクト、データベース、またはオブジェクト レベルでデータ型をマッピングする方法を示します。
プロジェクト全体のデータ型マッピングをカスタマイズするには、[Project Settings] (プロジェクトの設定) ダイアログ ボックスを開きます。
Tools>Project Settings に移動します。
左側のウィンドウで、[Type Mapping] (型マッピング) を選択します。
タイプ マッピング グラフとボタンが右側のウィンドウに表示されます。
または、データベース、テーブル、ビュー、またはストアド プロシージャ レベルでデータ型マッピングをカスタマイズするには、Db2 メタデータ エクスプローラーでデータベース、オブジェクト カテゴリ、またはオブジェクトを選択します。
Db2 メタデータ・エクスプローラーで、カスタマイズするフォルダーまたはオブジェクトを選択します。
右側のウィンドウで、 Type Mapping タブを選択します。
新しいマッピングを追加するには、次の手順を実行します。
[追加] を選択します。
Source 型で、マップする Db2 データ型を選択します。
型に長さが必要な場合は、マッピングの最小データ長を [From] ボックスに、最大データ長を [To] ボックスに指定します。
これにより、同じデータ型の小さい値と大きい値のデータ マッピングをカスタマイズできます。
[Target type] (ターゲットの型) で、ターゲットの SQL Server データ型を選択します。
一部の型では、ターゲット データ型の長さが必要です。 必要に応じて、 Replace with ボックスに新しいデータの長さを入力します。
[OK] を選択します。
データ型マッピングを変更するには、次の手順を実行します。
編集を選択します。
Source 型で、マップする Db2 データ型を選択します。
型に長さが必要な場合は、マッピングの最小データ長を [From] ボックスに、最大データ長を [To] ボックスに指定します。
これにより、同じデータ型の小さい値と大きい値のデータ マッピングをカスタマイズできます。
[Target type] (ターゲットの型) で、ターゲットの SQL Server データ型を選択します。
一部の型では、ターゲット データ型の長さが必要です。 必要に応じて、新しいデータの長さを Replace with ボックスに入力し、 OK を選択します。
カスタム データ型マッピングを削除するには、次の手順を実行します。
削除するデータ型マッピングを含む型マッピング リストの行を選択します。
[削除] を選択します。
継承されたマッピングを削除することはできません。 ただし、継承されたマッピングは、特定のオブジェクトまたはオブジェクト カテゴリのカスタム マッピングによってオーバーライドされます。