次の方法で共有


共有データセットの操作 - Web ポータル

適用対象: SQL Server 2016 (13.x) Reporting Services 以降 Power BI Report Server

共有データセットを使用すると、データセットを使用するレポートおよび他のカタログ アイテムとは別にデータセットの設定を管理できます。 共有データセットは、ページ割り当てされたレポートおよびモバイル レポートで KPI と共に使用できます。

Web ポータル内の共有データセットのプロパティを表示および管理できます。 Web ポータルからレポート ビルダーを起動して共有データセットを作成または編集できます。

共有データセットを作成する

新しい共有データセットを作成するには、次の手順を実行します。

  1. メニュー バーから [新規] を選択します。

  2. [データセット] を選択します。

    [データセット] オプションが選択されている [新規] ドロップダウン リストを示すスクリーンショット。

  3. このアクションにより、レポート ビルダーが起動されるか、またはレポート ビルダーをダウンロードするように求められます。

  4. [新しいレポートまたはデータセット] ダイアログで、このデータセットに使用するデータ ソース接続を選択します。 共有データ ソースの場所を参照することが必要な場合があります。

  5. [作成] を選択します

  6. データセットを作成し、画面左上の [保存] アイコンを選択してデータセットをレポート サーバーに保存します。

既存の共有データセットを管理する

既存の共有データセットを管理するには、次の手順を実行します。

Note

フォルダーに共有データセットが表示されない場合は、データセットを表示していることを確認します。 Web ポータルの右上にあるメニュー バーで [表示] を選択します。 [データセット] がオンになっていることを確認します。

  1. 管理するデータセットの省略記号 [...] を選択します。

    データセットに対して省略記号オプションを選択しているユーザーを示すスクリーンショット。

  2. [管理] を選択すると、編集画面に移動します。

    省略記号オプションが選択され、[管理] オプションが選択されていること示すスクリーンショット。

プロパティ

プロパティ画面では、データセットの [名前][説明] を変更できます。 また、 [削除][移動][レポート ビルダーでの編集][ダウンロード][置換] を選択することもできます。

[Company Sales の編集] ダイアログ ボックスの [プロパティ] 画面を示すスクリーンショット。

キャッシュ

データセットのデータのキャッシュに関するオプションがあります。 簡単な選択で始めることができます。

  1. [常に最新データを使用して、このレポートを実行する] を有効にすると、要求されたらデータソースにクエリを発行します。

  2. [このレポートのコピーをキャッシュし、使用できるときはそれを使用する] は、データの一時的なコピーをキャッシュに格納し、このデータセットを使用するアイテムで使用します。 再度データセット クエリを実行することなくデータがキャッシュから返されるので、通常はキャッシュによってパフォーマンスが向上します。

[Company Sales の編集] ダイアログ ボックスの [キャッシュ] 画面を示すスクリーンショット。[常に最新データを使用して、このレポートを実行する] オプションが選択されています。

[このレポートのコピーをキャッシュし、使用できるときはそれを使用する] を選択すると、さらにいくつかのオプションが表示されます。

[このレポートのコピーをキャッシュし、使用できるときはそれを使用する] オプションが選択されている [キャッシュ] 画面を示すスクリーンショット。

キャッシュの有効期限

一定の時間が経過したら共有データセットのキャッシュを期限切れにするかどうかを制御できます。 または、必要に応じて、スケジュールに従って期限切れにすることもできます。 共有スケジュールを使用できます。

[スケジュールに従ってキャッシュの有効期限が切れる] オプションが選択されていることを示すスクリーンショット。

Note

有効期限を設定しても、キャッシュは更新されません。 キャッシュ更新計画がない場合、データはデータセットの次の実行時に更新されます。

キャッシュ更新計画

[キャッシュ更新計画] を使用すると、共有データセットのデータの一時コピーを事前にキャッシュに読み込むスケジュールを作成できます。 更新計画には、スケジュールと、パラメーターの値を指定またはオーバーライドするためのオプションが含まれます。 読み取り専用にマークされているパラメーターの値をオーバーライドすることはできません。 複数の更新計画を作成して使用できます。

キャッシュ更新計画の共有データセットの追加、削除、変更が可能な既定のロールの割り当ては、コンテンツ マネージャー、個人用レポート、およびパブリッシャーです。

先述したキャッシュオプションを適用した後、キャッシュ更新計画を定義できます。 キャッシュの設定を適用した後で表示される [更新計画の管理] リンクを選択します。 [キャッシュ更新計画] ページが開きます。

新しいキャッシュ更新計画を作成するには、 [新しいキャッシュ更新計画] を選択します。 計画の名前を入力し、スケジュールを指定します。 データセットでパラメーターが定義されている場合、その一覧が表示され、読み取り専用以外のパラメーターには値を指定できます。

完了したら、[キャッシュ更新計画の作成] を選択します。

[キャッシュ更新計画の作成] オプションが表示されている [Company Sales の編集] ダイアログ ボックスのスクリーンショット。

Note

  • キャッシュ更新計画を作成するには、SQL Server エージェントが動作している必要があります。
  • 共有データセットに基づいて KPI を作成する場合は、データセットにキャッシュ更新計画が必要です。 それがない場合、更新は行われません。

一覧に表示されている計画は、 [編集] または [削除] できます。 [既存のものから新規作成] オプションは、キャッシュ更新計画が 1 つだけ選択されている場合に有効になります。 このオプションでは、新しい更新計画が元の計画からコピーされて作成されます。 キャッシュ更新計画ページは、選択された計画の詳細があらかじめ設定された状態で開きます。 その後、更新計画オプションを変更して、新しい説明で計画を保存できます。

その他の質問 Reporting Services のフォーラムに質問してみてください