改ページ対応レポート内の DataSources および DataSets の参照 (Report Builder)
適用対象: Microsoft Report Builder (SSRS) Power BI Report Builder SQL Server Data Tools の Report Designer
DataSources コレクションは、改ページ対応レポートで使用されているすべてのデータ ソースを表します。 同様に、 DataSets コレクションは、レポート内のすべてのデータ ソースのデータセットすべてを表します。 参照するデータ ソース別に構成されているレポート データセットの階層ビューを表示するには、 [レポート データ] ペインを使用します。 これらのコレクションへの参照を含めても、レポートをプレビューしたときには値が表示されません。 このコレクションを使用できるのは、レポートがレポート サーバーにパブリッシュされた後のみです。
Note
ページ分割されたレポートの定義ファイル (.rdl) は、Microsoft レポート ビルダー、Power BI レポート ビルダー、または SQL Server Data Tools のレポート デザイナーを使用して作成および変更できます。
DataSources
DataSources コレクションは、パブリッシュ済みレポート定義で参照されるデータ ソースを表します。 この情報をレポートに含め、レポート データのソースを説明することもできます。 このコレクションは、プレビュー モードでは使用できません。 次の表では、 DataSources コレクション内の変数について説明します。
変数 | Type | 説明 |
---|---|---|
DataSourceReference | String | レポート サーバー上のデータ ソース定義の完全パスです。 たとえば、レポートでレポート履歴の一部として使用されたすべてのデータ ソースの一覧を含める場合があります。 次の例では、AdventureWorks2022 という名前のデータ ソースの完全パスを示します。/DataSources/AdventureWorks2022 。 |
Type | String | データ ソースのデータ プロバイダーの種類です。 たとえば、「 SQL 」のように入力します。 |
DataSets
DataSets コレクションは、レポート定義で参照されるデータセットを表します。 レポートのクエリをテキスト ボックスに含めて、レポート内のデータに関心を持っているユーザーが元のコマンド テキストを参照できるようにすることもできます。 このコレクションは、プレビュー モードでは使用できません。 次の表では、 DataSets コレクションのメンバーについて説明します。
メンバー | Type | 説明 |
---|---|---|
CommandText | String | データベース データ ソースの場合、このクエリはデータ ソースからデータを取得するために使用するクエリです。 クエリが式の場合は、この式は評価済みの式になります。 |
RewrittenCommandText | String | データ プロバイダーの展開された CommandText 値。 この値は通常、レポート パラメーターにマップされたクエリ パラメーターと共にレポートに使用されます。 コマンド テキスト パラメーター参照を、マップされたレポート パラメーターに対して選択された定数値に展開する場合、データ プロバイダーがこのプロパティを設定します。 |
クエリ式を使用する
式を使用して、データセットに含まれているクエリを定義できます。 この機能を使用して、ユーザーからの入力や他のデータセットのデータ、その他の変数によりクエリが変化するようにレポートをデザインできます。 クエリについては、「レポート埋め込みデータセットと共有データセット (Report Builder)」を参照してください。