Reporting Services のモバイル レポートを作成するときにデザインとデータのどちらを優先するか
Note
SQL Server Mobile Report Publisher は、SQL Server Reporting Services 2019 より後の SQL Server Reporting Services のすべてのリリースで非推奨です。 SQL Server Reporting Services 2022 以降および Power BI Report Server で廃止されました。
SQL Server Mobile Report Publisher を使用すると、調整可能なグリッド行とグリッド列、および柔軟なモバイル レポート要素を備えたデザイン画面で、任意の画面サイズに対応するモバイル レポートをすばやく作成できます。
モバイル レポートを作成する際の基本的なアプローチとして、データ優先とデザイン優先の 2 とおりがあります。 Mobile Report Publisher では、両方がサポートされます。
デザイン優先
次の図は、Mobile Report Publisher の [レイアウト] ビューのコンポーネントを示しています。
デザイン優先のアプローチでは、最初に、データをインポートせずにモバイル レポートのレイアウトを作成します。 これは、データが正しく書式設定されているかどうかが不明な場合に、モバイル レポートを作成するのに適した方法です。 実際のデータがない場合、ギャラリー要素は、シミュレートされた生成データに自動的にバインドされます。この生成データは、必要なデータを記述するためのテンプレートとしてエクスポートして使用できます。
データ優先
データ優先のアプローチでは、最初に必要なデータをすべてインポートしてから、モバイル レポートをデザインし、モバイル レポート要素のデータ プロパティを設定します。 このアプローチには、要素をレイアウトに追加する際に、各要素を実際のデータに接続できるという利点があります。 データ優先のアプローチを使用する場合は、実際のデータが Mobile Report Publisher で使用できるように正しく書式設定されていることを確認してください。
次の図は、Mobile Report Publisher の [データ] ビューのすべてのコンポーネントを示しています。