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配信拡張機能の実装を準備する

Reporting Services 配信拡張機能を実装する前に、実装するインターフェイスを定義しておく必要があります。 まず、配信拡張機能の使用方法、配信拡張機能に必要な設定、およびレポート通知を配信するために実装する必要がある特定の機能を決定する必要があります。

各 Reporting Services 配信拡張機能は、次の機能を提供する必要があります。

  • IExtension インターフェイスの実装。拡張機能とローカライズされた拡張機能名を表します。

  • IDeliveryExtension の実装。レポート通知をエンド ユーザーに配信するために使用できる配信拡張機能を作成します。

  • サブスクリプション用の特定のユーザー データを処理する機能。

各配信拡張機能は、次の機能を含むように強化することができます。

  • ASP.NET ユーザー コントロールの実装。エンド ユーザーがレポート マネージャーを使用して、配信拡張機能を使用するレポート サブスクリプションを作成できます。

次の表では、配信拡張機能で使用できるインターフェイスとクラスについて説明します。

インターフェイスまたはクラス 説明
IExtension インターフェイス Reporting Services の拡張機能を表します。
IDeliveryExtension インターフェイス Reporting Services の配信拡張機能を表します。
IDeliveryReportServerInformation インターフェイス 配信拡張機能に必要なレポート サーバーに関する情報 (使用可能な表示拡張機能の一覧など) が含まれます。
Setting クラス 拡張機能の設定を表します。
Notification クラス 配信拡張機能がレポートの配信に使用するサブスクリプション情報を含みます。
Report クラス 配信拡張機能によるユーザーへのレポート配信を可能にする、レポート固有の情報とメソッドを表します。
RenderedOutputFile クラス 表示拡張機能からの出力を表します。 RenderedOutputFileオブジェクトには、レンダリング拡張機能によって返されるストリームを処理するために配信拡張機能に必要な、関連付けられているファイル名と種類の情報が含まれています。
ISubscriptionBaseUIUserControl インターフェイス レポート マネージャーのユーザーから配信拡張機能固有のサブスクリプション情報を取得する方法を表すユーザー コントロール (電子メール アドレスやファイル共有ディレクトリへのパスなど)。