FOR XML での PATH モードの使用
適用対象: SQL Server Azure SQL Database Azure SQL Managed Instance
「FOR XMLSQL サーバー」で説明したように、PATH
モードを使用すると、要素と属性の組み合わせが容易になります。 PATH
モードはまた、複雑なプロパティを表現するために、より多くの入れ子を導入する、より単純な方法です。 FOR XML EXPLICIT
モードのクエリを使用してこのような XML を行セットから作成することもできますが、煩雑になりかねない EXPLICIT
モードのクエリに比べて PATH
モードでは同じことを簡潔に行うことができます。 PATH
モードに、入れ子の FOR XML
クエリと、xml 型のインスタンスを返す TYPE
ディレクティブを組み合わせることで、簡潔なクエリを記述できます。
PATH
モードでは、列名または列の別名が XPath 式として処理されます。 XPath 式は XML に値がどのようにマップされているかを示します。 各 XPath 式は、アイテムの種類を提供する相対 XPath です。 種類には、属性、要素、スカラー値、および行要素に対する、生成されるノードの名前と階層が含まれます。
ここでは、さまざまな条件における行セットでの列のマッピングについて説明し、例を示します。
このセクションの内容
- 名前のない列
- 名前のある列
- 名前をワイルドカード文字で指定した列
- XPath ノード テストの名前が付いた列
- パスを data() として指定した列の名前
- 規定で NULL 値が含まれる列
- PATH モードでの名前空間のサポート
- 例: PATH モードを使用する